勝山ロータリークラブ

一般の方向け

国際奉仕事業 永平寺特別坐禅体験会 2017年3月12日(日)

永平寺にて勝山市国際交流員吉田のえみさん、奥越地域のALTさんの外国人7名をご招待し、勝山ロータリークラブ会員、福井県通訳案内士協会(FTGA)の鷲田智憲さんとともに、特別坐禅体験会に参加

永平寺は曹洞宗の大本山であり、道元禅師の教えである曹洞宗は世界的にもたいへん知られております。今回、FTGA様のご協力もあり、坐禅を組むだけでなく、特別に永平寺での精進料理もいただくことができました。日帰りで坐禅を組まれる一般の方のために、中食と呼ばれる昼食が用意されることは非常にまれなことです。
まずは永平寺の3階に上がり、坐禅を皆で組みました。玉木会長より開会のご挨拶いただき、永平寺国際部の横山部長、そして修行をされている雲水さんから坐禅を直接ご指導いただきました。坐禅は一炷(いっちゅう)とよばれる線香が一本燃え尽きる長さ、約40分行われます。結跏趺坐(けっかふざ)、半跏趺坐(はんかふざ)など独特の足の組み方を習い、鐘とともにスタート。外国人の皆さんもかなり真剣に坐禅を組まれたと思います。警策(きょうさく)と呼ばれる、木の板で肩をたたかれる方もいらっしゃいました。只管打坐(しかんたざ)の精神、そして禅の心に皆様触れることができたでしょうか。

続いて、中食と呼ばれる精進料理です。大庫院と呼ばれる、永平寺の台所で準備された永平寺の昼食をおいしくいただくことができました。食事前は五観の偈(ごかんのげ)とよばれる五つの構文を唱和し、食事を作った人や農家の方への感謝をします。炊き込みご飯などもあり、シンプルながらとてもおいしい食事をいただくことができました。

食事の後は、伝道部の雲水さんと通訳案内士さんのお二人のご案内で永平寺の山内を回りました。厳しい修行の玄関口である山門や、ご本尊がまつられている仏殿、道元禅師ら歴代の貫首のお墓にあたる承陽殿などを案内していただきました。青森出身という雲水さんのハキハキとした案内にも感心いたしました。

終了後は記念撮影をし、外国人の方への簡単なアンケートも実施しました。7名の方のうち5名の外国人の方から”Excellent”(素晴らしい)、2名の方から”Very Good”(とても良い)と感想をいただきました。禅とはなにか、皆様少しはつかむことができたのではないでしょうか。