丸岡ロータリークラブ

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米山奨学生卓話「私の大学生活」

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11月6日(月)の例会では米山奨学生の王丽琴さんに卓話をしていただきました。

 

「私の大学生活」

2017学年度 米山奨学生 王丽琴さん

中国での3年間

私の出身地は中国の南の方にある江西省の波陽県です。江西省では山、河川と湖が多いので「山水の郷」と称されています。歴史的にも「物华天宝 人杰地灵」と賛美されています。「食べ物、自然資源が豊かで、人々は優しく才能がある」という意味です。江西省にはいろんな名所があります。代表的なのが世界文化遺産の廬山です。中国十大名山の一つで、昔から詩人や画家の作品
の対象になっています。その他に三清山と竜虎山、高山草原で人気のある武功山です。
故郷の波陽県は面積3976 km2、中国最大の淡水湖「波陽湖」が有名で、渡り鳥の生息地として知られています。
私の家族は父、母、弟、妹と私の5人です。日本に来る前は江西省にある南昌航空大学で勉強していました。日本に来るきっかけは、子供の時から中国以外の世界を想像したり、日本のアニメ、桜、和服にすごく興味があったからです。また、大学でも先生や先輩から日本の機械技術が世界トップレベルだという話も聞いていました。そこで、短期留学プログラムを活用して日本に初めて来ることができたのです。

 

福井での3年間

 

福井大学では「トンネル火災時における水噴霧による煙制御の数値シミュレーション」を研究テーマに、熱流体研究室で勉強してきました。人々の生命と財産を守れる、すごく有意義な研究だと思っています。水噴霧設備とは、従来のスプリンクラー消火設備と比べると微小粒径のため、冷却効果と蒸発による膜が酸素を遮断してしまう窒息効果という二つの特徴を持っています。トンネルで火災が起きた時、大量の煙は大きな障害となります。水噴霧設備を使用した場合の煙の流動速度と温度分布を計測し、水噴霧が煙層降下にどれだけ制御効果があるのかを検証しているのです。
勉学以外の生活では、すごく優しい先輩がいて、和服を初めて体験したり、今年は田植えも経験しました。先生と一緒にタコ焼きを作ったり、カラオケにも行ったり、楽しい思い出ができました。日本で就職することも考え、去年11月には東京の国際工作機械見学会に行き、視野を広めることもできました。福井大学を代表して挨拶し、この見学をきっかけに、マレーシア
の方と友達にもなりました。今年のお盆休みには、富士山にも登って来ました。
皆さんのお陰で、去年より勉学に取れる時間が多くなり大変助かりました。色々な活動に参加し、新しい友達もできました。今後も、皆さんへの感謝の気持ちを持ち、残りの半年間を充実した学生生活を送りたいと思います。

 

未来について

今年の3月から就職活動が始まり、ロータリー米山奨学会の皆さんのお陰で、一番入りたかった日産自動車㈱の内定をもらいました。来年の4月から、日本で働くことを楽しみにしています。

将来の夢が三つあります。一つは、日本語と英語をうまく話せるようになりたい。二つ目は、学生生活で学んだ知識、思考方式を将来の仕事で活かせるように頑張りたい。三つ目は、ロータリー米山奨学会の奉仕精神を日常生活で実践し、平和な世界に貢献したいということです。

<会員感想>

中国と日本の文化を知っている王さんに、両国の平和の小さな小さな架け橋になってもらいたい。また、優秀な頭脳で、危機的な日産の再建に貢献し、日本の技術力の信頼回復に一翼を担っていただきたいと思います。まだ5カ月ありますが3年間お疲れ様でした。

(文責 前川徹)

米山奨学金(12月分) 14万円も授与しました。