2017-18年度 第2回社会奉仕委員長会を開催いたしました。
<開催概要>
日時:2018年2月4日(日)13:30~17:00
場所:リーガロイヤルホテル京都
主な内容:各クラブの社会奉仕委員長および関連役員の皆様にお集まりいただき、
その中で今回会議はおおまかに四部構成となるセミナーを開催いたしました。
一部 社会奉仕活動における基調講演
テーマ「割れ窓理論実践」~ロータリー活動からNPO~
講 師 小池 英信 様
NPO法人 京都割れ窓理論実践委員会 代表理事
株式会社 小池洋服店 代表取締役社長
京都南ロータリークラブ会員
二部 地区内の各クラブにおける「継続事業」に関するアンケートの調査結果発表
三部 地区内における社会奉仕活動のご紹介(京都洛西RC、三国RC)
四部 田中ガバナーにも加わっていただいてのパネルディスカッション
開会セレモニーの様子
左上 司会の竹内副委員長 右上 北野委員長の挨拶
左下 ソングリーダーの柿木委員 右下 ご来賓(田中ガバナー 岡本幹事長)
田中ガバナーの挨拶
基調講演を行って下さいました講師の小池英信氏
テーマ「割れ窓理論実践」~ロータリー活動からNPO~
※割れ窓理論とは
軽微な犯罪も徹底的に取り締まることで、凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止できるとする環境犯罪学上の理論。アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングが考案した。「建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓もまもなく全て壊される」との考え方からこの名がある。
割れ窓理論についての説明から、小池氏が現在取り組んでいる活動の紹介とその広がり、また成果についての話を賜りました。
その後、話は広がりロータリーの社会奉仕活動における「決議92-286」の説明があり今後の活動のヒントを得る機会を得ました。
<小池氏と代表を務めるNPO法人の活動について>
※特定非営利活動法人京都割れ窓理論実践委員会 ・・・京都市民及び京都府民に対し、社会環境の浄化に関する事業を行い、美観を以って犯罪を起こし難い地域社会の構築に寄与することを目的とする。
主に京都市内に点在する「落書き」の浄化活動
「継続事業」に対するアンケート結果の発表を行う影近副委員長
今回当委員会では、各クラブに対して継続事業に関するアンケートを実施しました。
総括的なまとめで言いますと、
・各クラブで複数年に渡って行われている継続事業は多く存在する。
・継続事業の継続年数はまちまちで、おおむね5年程度経過しているものが多いようです。
・中には40年を超えて実施している事業も8クラブ相当ありました。
・継続事業の移譲先についての考えはまちまちで、移譲先を考えながら行われている事業もあれば、最初からクラブが関わって運営していくという考えもあり、今後の展開について悩まれているクラブもあるようです。
・継続事業の今後の展開についての考えもまちまちでしたが、おおむね「地域においてニーズがあり、地域にとって有益であるならば継続はあり!」という考えでありました。
活動の事例発表を行っていただきました京都洛西RCの桐木孝和氏
京都洛西RCでは、約20年に渡り竹穂垣の補修及び竹林整備事業を行っておられます。
その取り組みや今後の指針について貴重なお話を賜りました。
三国RCより活動事例の発表を行っていただきました。
三国RCのお膝元であります坂井市には観光名所の東尋坊があります。
東尋坊は観光名所という他に、自殺の名所としても知られる側面もございます。
三国RCではこの「命」に関わる事業の取り組みを行っておられ、地域で自殺防止に取り組むNPO法人の支援やセミナーなど様々な活動を行っておられ大きな成果をあげておられます。
今回はその活動の一部をご紹介いただきました。
田中ガバナー、北野委員長、小池講師、桐木氏(京都洛西)、安田直前会長(三国)
でパネルディスカッションを行いました。
本日の基調講演、継続事業に対するアンケート、事例発表を通じて様々な議論が交わされました。
最後に田中ガバナーより講評として下記のお言葉を頂戴しました。国際ロータリー会長のイアン H.S. ライズリー氏の言葉を借りて一言申すとするならば、奉仕活動を通じて地域に国に世界に、やがては私たちにプラスの変化をもたらす事が重要であります。ロータリーが行う奉仕事業はすべからく地域あるいは世界に対してプラスをもたらす事業になっているかを考えることが大事です。いろんな事業を行う際や悩んだときはこの事を一度たち止まって考えて見て下さい。きっとプラスのいい判断ができるのではないかと考えます。
田中ガバナー 非常に貴重なお言葉を頂戴し誠にありがとうございました。