RID2650地区インターアクト夏期研修は2019年8月にカンボジアを訪問以降、新型ウイルス感染拡大などの影響で2020年と2021年はオンライン研修、2022年は屋久島、2023年は仙台と国内研修が続き、今回5年ぶりに海外研修が復活しました。海外夏期研修は中学生、高校生の成長期に「ほんもの」を体感し、国内研修以上に世界を知るグローバルな奉仕の機会を経験できるプログラムです。残念ながら、未開催の期間に卒業したインターアクターの皆さんに体験の機会を提供できなかったことを本当に申し訳なく思っています。
今年度も開催前は近年の物価高騰と国際ロータリーのルールが厳しく変更された影響で海外渡航の実現が厳しくなると予想されていました。危機管理を最優先にするならば、国内研修を優先した方がより安全は確保されましたが、ロータリーの4つのテスト「真実かどうか! みんなに公平か! 好意と友情を深めるか! みんなのためになるかどうか!」に照らして、地区
インターアクト委員会では最善の危機管理とアクターを信じて、全員一致で海外研修復活に取組むことになり、地区内インターアクト活動関係者の皆様にもご理解いただき、台湾研修を実行することができました。ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。
今回の海外研修実現の鍵は高雄市立左營高級中学校の顧問である林明鋒先生(元インターアクター)の「台湾のインターアクターを日本のインターアクターと交流させたい」という熱意から実現したものです。またその林先生の思いを支えて、今回の夏期研修にご尽力賜りました林百鴻校長先生、RI3510地区のロータリアンの皆様には深く感謝いたしております。
特に研修3日目の国立科学工藝博物館では官庁から歓迎頂き、RI3510地区Alfledガバナーが2650地区のポリオ根絶運動の赤いTシャツを着て研修にご参加くださった上に、日本国旗を会館前に掲揚してくださいました。このように歓迎されながら研修が行えたことは、ハーベストロータリークラブAbner会長、メトロポリタンロータリークラブYG会長はじめ、皆様の多大なるご支援とご協力によるものです。
台湾のみなさま、ありがとうございました。心から感謝の気持ちでいっぱいです。
講師として日本から全日程ご同行くださいました高山良二先生の生の声を聞く講義でインターアクターも私たちロータリアン「平和」について考える機会を頂きました。今回の夏期研修を通じて「ほんもの」に触れ、過去から現在の日本と台湾の関係を体感し、「温故知新」の時流変化を体験し、「不易流行」の精神を理解して日本の未来を創造する次世代が成長することを期待しています。
研修のはじめに現地踏査に合わせて、当地区パストガバナーで元RI理事の千玄室様より台湾東部への地震お見舞いの使命を賜り、元RI会長 黄其光様宛に預かった義援金を千玄室様のメッセージと共にお届けさせていただきました。そのことで、台湾の方々との信頼がより深まったと思います。千玄室様のご厚意に深く感謝申し上げます。
最後にご同行くださった顧問の先生、何度も下見や台湾の皆様との連携を図り、今回の夏期研修を成功に導いてくれた地区インターアクト委員会の仲間、それを見守ってくださった中本ガバナーはじめロータリーの皆様と事務局のご協力に心から感謝いたします。参加者が元気に帰国できたこと、本当にありがとうございました。
奈良西ロータリークラブ所属
地区インターアクト委員会
委員長 下村 由加里
夏期研修のダイジェスト映像