グローバル奨学生: 竹内 絢子
支援クラブ:京都東山RC
留学国・留学先機関:ベルギー王国・ルーヴァン大学
受入ロータリークラブ :ルーヴァンRC
ロータリーの皆様のご支援をいただき、2021年9月より、ルーヴァン大学にて国際政治学を学ばさせていただくことができました。短い間でしたが、濃密で有意義な時間となりました。
平和構築と紛争予防の領域において、当機関において多岐にわたる学問領域に触れることができました。また当教育機関は世界においても有数の高等教育機関であるため、世界中から集まる同期の学生の多くもハイレベルでした。この恵まれた環境の中で研究に励むことができたことを嬉しく思います。
修士論文では、チベットの中国とインドに対する外交関係を仏教と関係論の視点から政策分析を行いました。現在の国際関係学分野は西洋中心的なものであり、特に西洋ではない”その他”の地域で起こっている国際関係を西洋中心的理論アプローチは近年、議論されてきました。その中で私の修士論文における研究はチベットの国際関係を地域特有の理論フレイムワークに当てはめることでこれまでの西洋中心ではなく非西洋国際関係学に貢献することに根ざしています。平和構築にはそれぞれの地域特性を理解し、世界のダイナミックを掴むことにあると考えています。
これからも批判的にマクロとミクロの両単位で物事を分析し、平和構築と紛争予防に貢献していきたいと思います。