ロータリーの皆様のご支援のもと、2023年9月よりロンドン大学衛生熱帯医学大学院の修士課程に在籍し、リプロダクティブ・セクシャルヘルスを専攻しております。

専門領域では、妊産婦死亡や危険な中絶などリプロダクティブヘルスに関わる諸問題に対する公衆衛生的アプローチを学びました。具体的には、家族計画の普及や医療アクセスの改善になりますが、グローバルヘルスにおいては国ごとの慣習や文化の違いが大きく関わるため、それらを理解することが重要です。多様性の街であるロンドンでグローバルヘルスを学ぶ意義を改めて感じました。

留学生活当初はたくさんの不安がありましたが、 Radlettロータリークラブの皆様に温かく迎えていただき、現地のカンファレンスに参加したり、他の奨学生との交流の場を設けていただいたりと、楽しく過ごすことができております。

5月に全ての講義が終了し、残るは修士論文のみとなりました。修士論文では周産期メンタルヘルスの予防を目的とした助産師による認知行動療法をテーマに取り組んでおります。帰国も近づいており、イギリスの大学院の1年という期間の早さと充実度を実感します。残りの留学生活も目標を忘れず、精進して参ります