グローバル補助金奨学生として派遣していただき、1年が経過しようとしております。この1年間、派遣先の研究室では腎癌の肝転移に関わる遺伝子の研究を行ってまいりました。スクリーニングで絞り込まれた候補遺伝子の機能を解析した結果、細胞レベルでは仮説に合致した結果が得られ、現在動物実験での検証を行っております。将来、転移の早期発見法や新たな治療法の開発に結び付くような知見を得ることを目指して、次の1年間も研究に邁進してまいります。

受け入れ先クラブであるDallas-Uptown Rotary Clubの皆様には非常に暖かく向かい入れていただいております。この1年間、定例会やその他のイベントにも参加し、地元のロータリアンの方々と交流を深めることができました。次の1年は奉仕活動に参加すること、また留学開始から現在までの研究の進捗状況を定例会で報告することを目標にしております。

私のこの1年間の充実した留学生活はグローバル補助金がなければ間違いなく成り立たないものでした。ご支援いただいたすべての皆様への感謝の気持ちを忘れずに、残りの期間も目標に向かって突き進んでまいります