春の家族親睦移動例会と桜並木樹勢回復事業完工式
4月12日(水)にやっと咲いた生駒山麓公園桜並木の元、生駒ロータリークラブが2006年から2011年度にかけて行いました桜並木整備事業の100本の「ソメイヨシノの苗木」の中から樹勢が芳しくない木々の樹勢回復事業を3月下旬に実施し、その完工報告書贈呈式と春の家族親睦移動例会を開催しました。今年の開花は遅く、やっと花が咲きましたが少し肌寒い中ではありましたが、多くの会員とご家族、小紫市長、上村都市整備部部長、北田次長、広報課の小林様、近鉄造園土木の西胤部長、山村様、藤野興業株式会社の藤野社長様、中岡資源リサイクルセンター長様、山本課長様、株式会社モンベルの小林マネジャー様、奈良新聞社様、毎日新聞社様、読売新聞大阪本社様等からの取材もいただき、生駒山麓公園ふれあいセンター館303研修室にて「移動例会と完工説明会」行いました。また12時〜12時30分に多目的広場のさくら並木100本記念碑前で生駒市長小紫雅史様に当クラブ会長の中谷裕二良から「完工報告書贈呈式」と記念撮影を、12時45分からパーティ形式のBBQパーティを開催し、関係者の皆様と本事業を中心としたお話や懇親を深める場となりました。
今回の試みは当クラブと、近鉄造園土木様(桜100本の施工業者)の監修の元、生駒をはじめ各地で「陶磁器の循環系社会の構築」を目指した取り組みを行っている関西ワンディッシュエイド協会様と、その回収された廃棄対象となった陶器を粉砕し土壌改良材を開発中の藤野工業株式会社様の協力を得て実施しました。
地域で不要となった陶磁器が地域の公園の桜の命をつなぐ試みは、ロータリーの社会奉仕の理念と合致し、成熟した地域社会が取り組むべき、循環型社会のケースタディになる事を目指しています。生駒市民の皆さんが、生駒の自然と街を愛し、近隣での充実した余暇の時間を過ごしていただく事を願い、関係者皆さんと共にお祝いをしました。
今回の樹勢回復工事により新根の発生と葉量の増加が見込まれ、この新しく発生した根を大切に育てていくこと。また、特に今夏の乾燥害には注意する(必要に応じて灌水を行うこと)こと、芝生との競合が起こらないように横から伸長してくる芝生のランナー(地下茎)は刈り取ること。
葉がダメージを受けないよう病害虫発生時には速やかに防除すること。来年からお礼肥え(6月)を実施すること。天狗巣病罹病枝は確実に切除すること。
新たな桜の難敵害虫(クビアカツヤカミキリ)にも注意することが大切だと、監修をいただきました樹木医の西胤様から指導をしていただきました。