京都東ロータリークラブ

2022-23年度 尾賀康裕ガバナー【ガバナー賞応募事業】

社会奉仕事業「昆虫は人類を救う!~あなたの知らない昆虫食の世界~」

プロジェクト名
社会奉仕事業「昆虫は人類を救う!~あなたの知らない昆虫食の世界~」
実施期間
2022年10月23日〜2022年10月23日
実施場所
京都市左京区 吉田山周辺
応募部門/事業
感動・感激部門

社会奉仕事業として、昨今の世界的な気候変動や戦争による政情不安により食糧危機の問題が現実のものとなってきたことを踏まえ、地域の子供たちや一般市民を対象に、食糧危機を救うかもしれない「昆虫食」をテーマとした体験型ワークショップを開催することで、地球環境保全やこれからの食糧問題について考える機会を提供いたしました。

本事業には、一般市民、子ども達、クラブ会員が約50名ほどご参加をいただきました。(ロータリアンは翌10月24日の世界ポリオディーにちなみ、赤いシャツを着てお手伝いしました!)

まず参加者は専門家からの講演を聞き、昆虫食の実情について学びました。実は世界中では約20億人の人々が2000種類の昆虫が食べていると聞き、「すごい!」と驚いておられました。

講演の後、参加者で吉田山山頂に登り、そこに生息する昆虫を虫取り網で捕まえ、バッタやコオロギなど、身近にいる昆虫について実際に触れる体験をしました。


そして、昆虫食の試食体験。取ってきたバッタやコオロギは、専門家がきちんと下処理をした上で素揚げにされました。実食した子供たちの第一声は、「あっ、うまい!」と感激。何の抵抗もなく素直に昆虫を受け入れる子供たちの力強さに感動を覚えました。

どうぜなら昆虫食を美味しくいただこう!ということで、プロの京料理人である当クラブ会員にご協力いただき、コオロギ(粉末)入りのお吸い物やお惣菜、栗ご飯、サーターアンダーギーもご用意しました。美味しさのあまり何度もおかわりをされたりする子供さんもおられたくらい、参加者全員で昆虫食を味わうことができました。

これからの人類の食料として期待されている昆虫食ですが、SDGsの観点からも地球環境に目を向け、食材として何を選んでいくかを積極的に考えなければならない時代がそこまでやってきていることを一般市民や子供たちに実感いただけた一日となりました。

また、この事業の取り組みが翌日の京都新聞に掲載されたことで、広く市民にも「昆虫食」について知っていただくことができました。