京都城陽ロータリークラブ

2022-23年度 尾賀康裕ガバナー【ガバナー賞応募事業】

青少年奉仕事業「輝け!少年少女の未来!野球って素晴らしい!」

プロジェクト名
青少年奉仕事業「輝け!少年少女の未来!野球って素晴らしい!」
実施期間
2022年12月10日〜2022年12月10日
実施場所
鴻ノ巣山運動公園
応募部門/事業
感動・感激部門

事業実施の2022年12月においては、新型コロナウイルス感染拡大が地域に暗い影を落としていました。日本の未来を担う多くの子供たちは保護者の経済状態が悪化する中で、真っ先にその影響を受けていました。新型コロナウイルス感染拡大以前は、青空の下で安心して勉強やスポーツに打ち込んできた多くの子供たちは、マスクや消毒、密を避けるために一人ひとりがバラバラの状態に置かれていました。友達や先生ともふれあうこともできず、孤独感を強めていました。

このような社会の中で、野球を通じて思い切り身体を動かし、友達と楽しいひと時を過ごしたことは、これからの子供の成長発達に計りしれない良い影響を与えるこができました。

また、プロ野球選手、社会人野球選手を指導者として野球教室を行うことで、普段目にすることが出来ない投球や打撃をじかに見たことで得られる高揚感や充実感は新型コロナウイルス感染拡大による子供たちの抑圧された感情を解放し、未来への希望や意欲を導き出すことができました。

鴻ノ巣山運動公園をほぼ貸切った屋外での取り組みは、新型コロナウイルス感染に対するリスクを大幅に下げることができ、安心して子供たちは野球体験ができました。

野球をしていない子供たちも招待し、普段は目にすることないプロ野球選手や社会人野球選手を見ることができました。この機会を通じて子供たちのスポーツに対する意識が変わり、今後多くの子供たちが積極的にスポーツに関わる機会になりました。

大人たちも、子供たちの元気で生き生きした姿を見ることで新型コロナウイルス感染拡大による抑圧したストレスから解放されてリフレッシュすることができました。また、プロ野球選手や社会人野球選手の迫力あるプレーを見ることは世代を超えて大きな感動を得ることができました。プロ野球選手や社会人の野球選手との触れ合いは非日常であり特別な一日となり、またこのような事業はロータリークラブしか実現することは難しいとのお言葉を参加者からいただきました。このような事業をこれからも実施してほしいというロータリークラブへの地域の期待と尊敬が多くの参加者から寄せられました。

障がいや特別なニーズのある子供たちを招待し、安全に配慮しながら野球選手と触れ合う機会を作り、障がいののない子供たちと障がいのある子供達が同じ時間を共有することで差別や偏見の解消に大いに貢献しました。

後日、プロ野球開幕戦へ抽選で当たった家族を招待しました。ご兄弟に重度の障がい児もおられましたが、「ロータリーさんの事業なんで、安心して連れてこれました。」と感謝されました。勝利の瞬間に、重度の障害を持った子供さんと周囲が抱き合って喜んでおられた姿を見て、涙される場面もありました。

事業にはほとんどの会員が参加し、感動を共有することで会員拡大の意欲が高まりました。また、ロータリークラブの会員であることを誇りに思うという新入会員の感想は退会防止にも効果があったと思われます。何より、参加した会員が一番楽しみ、感動し、感激できたことがよかったです。