京都城陽ロータリークラブ

京都城陽ロータリークラブ

会長あいさつ

石田写真

2021-22年度
京都城陽ロータリークラブ

石田 勝也 会長

2019年12月、新型コロナウィルスによる肺炎が武漢で報告され、瞬く間に世界に蔓延してしまいました。日本においても多くの新型コロナウィルス感染者が報告され、感染予防のため、手指の消毒やマスクの着用が求められるようになり、また人との接触の機会を減らすよう呼びかけられています。そのためテレワークやオンライン授業が推奨され、様々なイベントが中止となり、また大人数での会食の自粛が求められるなど、私たちの生活は一変してしまいました。そしてその結果、「仕事」や「学び」の機会を奪われてしまった人が少なからず現れ、孤立を深めてしまった人も出てきています。
そのような中、「超我の奉仕」というロータリーの標語に大きな感銘を受けてこられた2021-22年度 国際ロータリー会長 シェカール・メーター氏は、「奉仕するとき、誰かの人生だけでなく、自分の人生も豊かになる」と述べられ、2021-22年度のテーマを「奉仕しよう みんなの人生を豊かにするために」とされました。
また、2021-22年度 第2650地区ガバナー 馬場益弘氏は「日本のロータリーは互いを思いやる心、人と人との絆を大切にする日本人の心をもって、ロータリーの基本理念である『奉仕と親睦』を大切に、今日まで持続可能な発展を遂げてきた」と述べられ、第2650地区の活動方針であるスローガンを「『活力と輝き』-ロータリーの基本を大切に-」とされました。
私もロータリー活動の基本は「奉仕と親睦」にあると思います。コロナ禍にある今こそ基本に立ち返る必要があるのではないでしょうか。
このコロナ禍で、先に述べたように多くの人が困難に遭われていますが、そうした方のお役に少しでも立ちたいと思います。特に未来を担う地元の児童・生徒の学びを支援していきたいと思います。そうしたことから「青少年サマーコンサート」を開催し、児童・生徒の普段の練習の成果を発表する場を設けるとともに、頑張る子供たちの姿を見てもらうことで地域の人たちを元気づけたいと思います。
そうした奉仕をより意義深いものにするには、多くの仲間と心を一つにして行う必要があります。つまり会員数を増やすことが必要になりますが、その際、ただ数を追うのではなく、私たちのクラブの“思い”を明確にし、その“思い”を伝え、共感してくれる仲間を増やすことが重要だと思います。
また、心を一つにするには会員同士のコミュニケーションを密にする必要があります。そのために今までは、直接会い、語り合ってきたのですが、このコロナ禍ではいけないこととされてしまいました。代わりに近年は、様々な情報通信技術が発達し、それらの活用が言われています。確かにそうした文明の利器を使うことで、直接会わずとも、多くのことができるようになりましたので、ロータリー活動においても活用していきたいと思います。
しかし、リモートでできることと、リモートでは十分にはできないことがあることもわかってきました。やはり、本当のコミュニケーションを図り、親睦を深めるには、直接会うことも必要なのではないでしょうか。ですので、感染症対策は行ったうえで、直接コミュニケーションが図れる機会をできるだけ設けていきたいと思います。会員同士のコミュニケーションを図る基本は例会ですので、感染対策をしっかり行ったうえで例会の充実を図り、親睦を深めていきたいと思います。
以上のことから、私は今年度の京都城陽ロータリークラブのテーマを「繋がる」にしたいと思います。
最近、ようやく日本においてもワクチン接種が始まり、一筋の光明も見えてきたような気がしますが、いかんせん未知のウィルスとの闘いのもとでのロータリー運営となるため、試行錯誤しながらになるかと思います。会員皆様のご協力を賜りながら、会員同士が真に「繋がる」ロータリーにしていきたいと思いますので、1年間どうぞよろしくお願いします。