京都南ロータリークラブ創立70周年を記念して、京都南ロータリークラブの主催により、2024年4月15日(月)にアメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン市において開催された「京都マラソン・ボストンマラソン応援・ボストン交流事業」について、申請いたします。

本事業は、京都市とボストン市の姉妹クラブ締結６５周年を記念して、ボストン市民ランナーの京都マラソン出場受け入れ、そして京都市民ランナーをボストンマラソンへ招待派遣すると共に、それぞれの開催地で両市民の交流を図ったものです。

2024年２月１８日（日）、「京都マラソン２０２４」終了後、京都南ロータリークラブ会員２０名が、ボストン市民ランナーの関係者１３名、ボストン市にあるハーバード公衆衛生大学院に留学されたロータリー財団グローバル補助金奨学生の三ツ波真紀子さん、そして門川大作京都市長をお迎えし、合計３５名で当クラブ会員の田中信行君のお店「京料理　鶴清」 にて、「ボストン市民ランナーwelcome交流事業」を開催しました。 原　悟会長、門川大作京都市長のご挨拶に続き、ボストン日本協会の森田喜代子理事からのご挨拶、続いて、ケンブリッジＲC会長のYork Lo会長から京都南ロータリークラブへの英文でのお手紙が紹介されました。 ボストン市民ランナーを代表して、New balance社のジョン・カナン副社長の乾杯でスタートしました。朝から「京都マラソン２０２４」に参加されたランナー、大会事業関係者として参加された多数の京都南ＲC の会員の方々、ボストン市民ランナーの方々が終始和やかに交流でき、祇園甲部の芸舞妓も交えての有意義な時間を過ごし、更なる友好を深めました。

2024年４月15日（月）、アメリカ合衆国マサチューセッツ州で『愛国者の日』に開催された「第１２８回ボストンマラソン大会」に、先に開催された「京都マラソン２０２４」の京都在住ランナー「京トップ８（みやこトップエイト）」から優勝の男女２名が、ボストンマラソン出場枠を獲得し、京都南ロータリークラブの招待派遣選手として、ボストンマラソンの出場を果たしました。ボストンマラソンはフルマラソン大会の最高峰とも云われている大会で、世界100か国以上から約 30,000人のアスリート達が参加し、今年開催されるパリオリンピック代表選手なども集結する大会となりました。当日は快晴で気温も15℃程のマラソン日和のなかスタート、当クラブが招待派遣した男性の森井勇磨選手は2時間9分59秒と本大会では瀬古俊彦さん以来43年ぶりの日本人２人目のサブテン（２時間10分以内）、しかも男子総合堂々８位入賞でゴール、女性の廣川風佳選手も日本人勢トップの女子総合35位でゴール、と共に素晴らしい成績を収められ、現地はもちろんのこと国内ネットニュースや新聞紙面を賑わすこととなり、京都南ロータリークラブが支援した事業で派遣された男女2名の選手がそれぞれ好成績を残されたことにより、マラソンを通じた姉妹都市の友好関係の構築はもとより、ロータリーの広報活動にも大きく寄与していただく結果となりました。さらに、2024年5月16日（木）には、京都市役所にて森井勇磨選手には京都市スポーツ栄誉賞、廣川風佳選手には京都市スポーツ敢闘賞が贈られましたことは特筆すべき点と掲げられ、クラブ創立70周年記念として名誉ある結果を残せた事業となりました。

一方、ボストン現地では招待派遣選手に随行した、原　悟会長をはじめとする京都南ロータリークラブ会員が、ボストン子供ミュージアムを利用し、巨大（全高２ｍ）な子供達のメッセージが入った折り鶴を一緒に制作し、工房コーナーでは京都より持参した色紙に、筆を使って、絵を描いたり、平仮名などをお教えしながら、日本文化の交流を行いました。また、大人の方を対象として、裏千家淡交会ボストン支部の協力のもと、ミュージアム内の京都から移築した京町家の座敷を利用し、茶道体験を開催し日本文化に触れていただきました。今回の現地活動においては、ボストン日本協会、RI第7930地区ボストンＲＣ、ケンブリッジＲＣのロータリアンのサポートを多大に受けながら実施に漕ぎつけました。こちらにおいても、ボストン市民との日本文化の交流のみならず、当クラブ会員との世界のロータリアンとの絆・友情をさらに深める意義のある交流事業となりました。

※折り鶴制作の様子（YouTube） https://youtu.be/aQqtCOo3EoA