京都南ロータリークラブ

2023-24年度 中野博美ガバナー【ガバナー賞応募事業】

創立70周年記念事業「ART のチカラ~京都・未来のアーティストたちの真剣勝負」

プロジェクト名
創立70周年記念事業「ART のチカラ~京都・未来のアーティストたちの真剣勝負」
実施期間
2023年12月16日〜2023年12月17日
実施場所
八坂神社
応募部門/事業
個性、基本、求心力部門 先人の良いアイデアを前進させる部門

京都南ロータリークラブ 創立70周年記念事業

「ART のチカラ~京都・未来のアーティストたちの真剣勝負」

 

≪事業趣旨≫

京都南ロータリークラブ創立70周年の記念事業を開催するにあたって、

文化庁移転、そしてインバウンド需要に伴う、京都市の「世界の文化首都」を目指した芸術振興と共鳴する、

芸術による次世代アーティストの発掘&育成事業、というのを考案した。

 

時代の変化と不変を見届けてきた京都は、「続けること」そして「次へ繋ぐこと」によってその文化を形作ってきた。

その忍耐力と柔軟性を、芸術という媒体を通して、次世代に伝え導き、

日本の未来を切り開く新たな人材の発掘、育成を目標とし、

更には、芸術を社会活動に取り入れる魅力や可能性を、広く知ってもらうための事業を目指した。

 

我がロータリークラブの70周年という節目と、文化庁移転によって注がれる京都への視線、

そのタイミングが重なった今だからこそ、より影響力と意義のある事業を心掛けた。

 

≪事業内容≫

国内外で高い評価を得る、京都ゆかりの現役アーティスト、ヤノベケンジを特別講師として迎え、

アートに興味と関心を持つ京都在住の子どもたちを対象に、特別なワークショップを開講。

ワークショップでは、デッサンの基礎や彫刻のノウハウといった技術指導は一切なし。

特別課題に挑戦する中で、若い感性の奥底に眠る「ARTの可能性」を徹底的に引き出していく内容で進行し、

京都祇園にある八坂神社を舞台に、ヤノベケンジと子どもたちとの真剣勝負が展開する。

又、これらの様子はテレビ番組による撮影が入り、芸術の都・京都でスタートする。

未来のアーティスト発掘と育成のワークショップイベントとして番組化することで、

全国にいる数十万人の子供たちにARTのチカラを発信できる。

 

≪開催の様子≫

ワークショップ初日、ヤノベケンジは参加者10人の子どもたちを、現在教授を務める京都芸術大学に招き、

制作現場を案内し、実際の作品を紹介するなどして、ARTについて語る。

開催にあたって、京都南ロータリークラブ会長  原 悟の想いはこうである。

「子供を育てるというのは一番大事なことで、京都という場所である以上、文化的なこと芸術的なこと、これを育てておかないと次の京都が生まれなくなる。」

その後一同は、京都祇園にある八坂神社に移動し、八坂神社に伝わる伝説の水龍についての話を聞く。

そして子どもたちに、今回のワークショップのミッションが伝えられた。

それは、今聞いた伝説の龍の画を、みんなで巨大な絵巻物に描く、というもの。

龍を発想の出発点にし、どんなキャラクターで、どんな物語から生まれてきたのかを想像しながら

「自分しか考えつかない」絵を描いてみよう、というヤノベケンジの言葉とともに、子どもたちの自由な創作時間が始まる。

 

そして2日目は、いよいよ本番。10mもの巨大な絵巻物に、墨でそれぞれが生み出した「物語」を描いてゆく。

出来上がった作品は、勢いがあり、独創的で、それぞれの個性が引き立つ素晴らしいものとなった。

最後にヤノベケンジから、子どもたちへ言葉が贈られ、作品には参加者全員のサインが入り、

子どもたちとヤノベケンジを称える拍手が起こり、幕を閉じた。

 

今回のワークショップで完成した作品は、ホテルグランヴィア京都にて展示し、その後に市役所地下通路にも展示する予定。

そしてこの様子はBS11にて、2023年2月11日に60分番組として放送された。

放送は現在もBS11サイト内、見逃し配信から視聴可能。

 

≪BS11 番組紹介≫

■開催日:2023年12月16日・17日

■場 所:八坂神社、京都芸術大学

■放送局:BS11(日本BS放送)

■主 題:「ARTのチカラ~京都・未来のアーティストたちの真剣勝負』

■放送日:2024年2月11日(60分番組)

■主 催:京都南ロータリークラブ

■出 演:ヤノベケンジ(現代美術家)、参加者(京都在住の子どもたち10名)

※学生対象の美術展入賞者など、同企画へのモチベーションの有る京都市内の小学校5,6年生の子供たちを、番組担当者が面談して決定。

■内 容:(BS11公式サイトより引用)

能などの舞台芸術、伝統工芸、そして現代アート…
様々な芸術や文化が生まれ、大切に受け継がれてきた京都。
2023年には文化庁移転もあり、京都市は文化首都を目指し、街を上げてさらなる芸術振興に力を注いでいる。

そんな 京都を代表する神社の一つである八坂神社を舞台に、
次世代のアーティストの発掘&育成を目的にした特別なワークショップイベントがスタート!
日本を代表し、世界で活躍する現代美術作家ヤノベケンジが特別講師となり、
アートに興味と関心を持つ京都在住の子どもたちとの真剣勝負がはじまる…。

さて、芸術の都・京都で「ARTのチカラ」は、
未来のアーティストである子どもたちに、どんな変化をもたらすのか!

(語り:上野樹里)