- プロジェクト名
- 創立70周年記念事業「南の風コンサート」
- 実施期間
- 2024年01月13日〜2024年01月13日
- 実施場所
- ロームシアター京都
- 応募部門/事業
-
個性、基本、求心力部門
- 「より大きなインパクト」を与えた事業
- 「参加者の基盤を広げた」事業
- 「参加者の積極的なかかわりを促した」事業
- 「適応力を高めた」事業
京都南ロータリークラブ創立70周年を記念して、京都南ロータリークラブの主催により、2024年1月13日(土)にロームシアター京都において開催された「南の風コンサート」について、申請いたします。
本事業は、京都市立小学校4・5・6年生と保護者及び中学生を対象に、日本を代表する指揮者である大友直人氏を招き、京都市交響楽団のフルオーケストラのコンサートを鑑賞することで、京都市内在住の青少年の文化・芸術への造詣を深めるとともに、未来の一流奏者の輩出を目指すものでした。
京都市・京都市教育委員会・(公財)京都市音楽芸術文化振興財団に後援名義を申請することで、京都市校長会を通じて、案内チラシを配布の上、専用サイトを通じて、参加希望者を募ったところ、2,958通の応募があり、厳正な抽選により、520家族、1,220名の方にご参加いただくこととなりました。
子供たちも一度は耳にしたことがあるポピュラーな楽曲を選択していただき、映画「ハリーポッター」の「ヘドウィグ のテーマ」で開幕しました。オッフェンバックの「天国と地獄」、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」、チャイコフスキーの「花のワルツ」など計11曲を響かせ演奏していただきました。このフルオーケストラが奏でる楽曲毎にワクワクしながらも素晴らしい音色に心が揺られ安寧の夢心地、ご参加の皆様にはとても優雅なひと時を過ごしていただきました。また、コンサート中盤においては、大友直人氏自らマイクを手に取り、楽器の説明やコンサート会場でのマナーなどを指導いただきました。演者に対し、観客から送る盛大な拍手が、演者の喜びに繋がること、そのコミュニケーションにより、オーケストラ全体がより一体感のある素晴らしいものに変化することを子供たちが学ぶ機会となりました。また、アンコールでは、ロータリーソングの「手に手つないで」のフルオーケストラバージョンを演奏いただき、ロータリー活動の広報にもつながりました。
終演後のそこかしこで、「来てよかった!」「すごく楽しかった!」「また体験したい!」と、親子で感想を語り合う姿がとても印象的だったと、参加した会員から報告をいただいています。子供たちの個性と感性を育む事業として次回へと繋がる「南の風コンサート」となりました。
なお、本事業は、京都南ロータリークラブの独自基金である「南の風基金」からの取り崩しで実施されたものです。本基金は、2015年度に創設された「スポーツ・文化・芸術ファンド」を前身とするもので、2019年に「南の風基金」と名称が変更され、従来の「絵画展示即売会」の開催などを通じた京都市立芸術大学の学生を支援する事業に加え、毎年度2~3名の学生への奨学金の授与や「小学生タグラグビー選手権」の開催の援助など、スポーツ・文化・芸術に対する支援を続け、現在に至ります。
この度、クラブ創立70周年を迎え、記念事業の一環として、本事業を実施いたしましたが、このような「スポーツ・文化・芸術」に特化したクラブ独自の奉仕事業を、今後も継続していくためにも、会員に対しては、「南の風基金」の趣旨をご理解いただき、持続的な寄付を募るべく、「南の風月間」や「南の風ランチ」などを活用した、基金への寄付の強化を続け、当クラブ会員が一丸となって地域社会への貢献を続けていきたいと考えています。