京都さくらロータリークラブ

2022-23年度 尾賀康裕ガバナー【ガバナー賞応募事業】

森を守るために重要な除伐活動! 〜予算はないが知恵と力があるバージョン〜

プロジェクト名
森を守るために重要な除伐活動!
実施期間
2023年04月22日〜2023年04月22日
実施場所
嵐山国有林
応募部門/事業
感動・感激部門

お金はないけど身体で奉仕!汗を流し豊かな森林づくりに貢献する。

もう一つの社会奉仕!特に予算は取ってないけどサステナブルなことに貢献する何か出来ないか?

ありました! みなさん除伐(じょばつ)って聞いたことありますか?

「除伐」とは植栽した苗木の生育を妨げてしまうような木や生育の悪い木、曲がって育ってしまった木などを伐って除去する作業を指します。木材にするためにある程度成長した目的樹種を伐って間引きする間伐とは違い除伐は植栽した後の幼齢木の手入れが目的となります。

美しい河川やその先に続く海を守るためにも森を整備することは植樹よりも大切。しかし森林を取り巻く状況は年々担い手不足で悪化しています。「今期予算をとっていないけど何かお手伝いできることはないですか?」と京都市産業観光局農林振興室林業振興課に問い合わせた所、「除伐」はいつでも歓迎!ということで早速下見に行きました。

渡月橋南詰モンキーパークに隣接して鎮座する櫟谷宗像神社(いちたにむなかたじんじゃ)奥から上に続く立ち入り禁止エリアが対象で対岸には天龍寺を望む場所。いつも反対側から美しい自然の風景をみていた場所でした。早速その日のうちにヘルメットを被り除伐しない木々にピンクのリボンを巻く作業をざっと1時間ほどで済ませ。あとは当日を待つばかり。

危険を伴う急勾配な森に平均年齢60歳のクラブで大丈夫かと一瞬怯みましたが、若手が山の危険なところに率先して入り、技術者は猪などに破られた金網の修理に従事、女性やお年寄り(おこられるー)は除伐した木々をひきづりながら一箇所に集める作業にと3部隊で取り掛かりました。最初は鬱蒼としてみえにくかった桂川の川や対岸の景色がきれいに見え森が大変明るくなりました。汗を流した分いただけた感動の瞬間。山に光が入った!!と引率の京都市担当の方々と共に大喜びした日となりました。来年は予算を取ってさらに森をきれいにそして植樹も計画しようと決意を固めました。

さぁ!いざ出陣。危険が伴うので農林業振興課の方からの注意事項の説明。

久保田エレクト 本格的な装備でご満悦。急傾斜での除伐と金網補修へ立候補。

上田奉仕プロジェクト委員長は趣味が農業。さすがです。違います。年季入り膝パット。

どんどん慣れてきましたね。金網補修も悦に入ってます。

運びや女子たち 結構重いですよ。

ちょっと一休み。森がどんどんあかるくなる様子に喜ぶ様子。

どんどん集まってくる木をさらに細かく粉砕する作業。