京都西北ロータリークラブ

2024-25年度 中本勝ガバナー【ガバナー賞応募事業】

はじめましての雅楽 管弦と舞楽

プロジェクト名
はじめましての雅楽 管弦と舞楽
実施期間
2024年10月12日〜2024年10月12日
実施場所
ホテルオークラ京都
応募部門/事業
「より大きなインパクト」を与えた事業 「参加者の基盤を広げた」事業

雅楽について、「名前を聞いたことはあるがどんな音楽なのかわからない」とか「お正月やお祭りの時に流れてくる音楽」というくらいの知識しかない方が多いと思います。そんな雅楽を多くの市民に知っていただくために本事業を企画しました。

雅楽は1000年以上の歴史があり、日本へは中国や朝鮮半島から伝えられました。今も受け継がれているのは日本だけとなり、国の重要無形文化財に指定されています。今では祭礼や儀式以外では触れる機会が少なくなった雅楽ですが、目の前で鑑賞する場を提供しました。

祇園会はじめ八坂神社の年間にわたる祭祀に雅楽を奉仕する「弥栄雅楽会」を中心とする、優れた技術を有する方々による、雅楽演奏と舞楽の披露をしていただきました。また、代表の山元徹先生には雅楽の成り立ちや曲目・楽器について詳しく説明をしていただきました。

アンケートの結果から、雅楽の荘厳な演奏と華やかな舞楽を目にして、はじめての方々にも十分に楽しんでいただき、大変満足度が高い公演であったことがうかがわれます。

「打合せ」「ろれつ」など、普段、使っている言葉は雅楽から生まれてことなど、雅楽を身近に興味深く感じられたようです。間近で見て聞いていただくことで興味が深まり、雅楽ファンを増やすことができたと思います。次年度も11月に発展した形で継続事業として開催する予定です。

こうした企画を計継続することにより、雅楽の演者、そして装束や楽器なども含めて、担い手が増えることにより、雅楽が次世代にも継続・発展するよう取り組んでいきたいと思います。

また、大陸から渡ってきた雅楽が唯一日本で継承されていることは、文化が友好と平和の証として発信する役割を担えると考えています。