- プロジェクト名
- 第12回嵐山こども相撲大会 ― 子どもたちの成長と地域の絆を育む場
- 実施期間
- 2024年10月05日〜2024年10月05日
- 実施場所
- 中之島公園
- 応募部門/事業
- 「より大きなインパクト」を与えた事業 「参加者の基盤を広げた」事業 「参加者の積極的なかかわりを促した」事業
2024年10月5日、秋晴れの嵐山・渡月橋の右岸、中之島公園にて、第12回嵐山こども相撲大会が開催されました。西京区・右京区の小学生177名が参加し、会場は子どもたちの熱気と歓声に包まれました。
この大会は、地域の子どもたちが心身ともに成長できる場を提供し、世代を超えた交流と絆を深めることを目的に、手作りで続けてきたものです。コロナ禍で2年間の中止を余儀なくされましたが、今年で14年目を迎えました。初回に小学校1年生だった子どもたちは、今や20歳。嵐山の地で育まれた思い出は、彼らの心の中で大きな財産となっていることでしょう。
今年の大会も、子どもたちは勝って涙、負けて涙と、全力でぶつかり合いました。土俵に立つその姿は、勝敗を超えた真剣さと仲間への思いやりに満ちていました。観光名所・渡月橋のすぐそばということもあり、観光客の方々も足を止め、子どもたちに大きな声援を送ってくださいました。地域と世界が一つになった瞬間でした。
試合に敗れた子どもたちは、「来年はリベンジする!」「来年も頑張る!」と声高らかに宣言し、悔しさを次への成長の糧に変えていました。継続事業の力を、私たちは改めて実感しました。あるお母さんは、「個人の責任で、勝っても負けても自分で責任を取れる機会は少ない。このような経験を子どもたちに与えてくださり感謝しています」と話してくださいました。子どもたちが自らの力で挑戦し、結果を受け止める姿は、将来社会に出ていく上での大きな財産となるはずです。
この大会は、私達の手作りで成り立っています。募集チラシの作成、校長会での説明、小学校へチラシの配布、前日の設営から当日の運営・片付けまで、すべて会員が力を合わせて準備しました。当日は、鳴滝総合支援学校の生徒たちもドリンクやパンを小学生たちに渡すのを手伝ってくれ、地域の多様な子どもたちが一体となって大会を支えてくれました。
大会を通じて、子どもたちは勝負の厳しさや仲間の大切さ、努力の尊さを学びました。そして、地域の大人たちや観光客、支援学校の生徒たちなど、多くの人々との出会いが彼らの世界を広げました。私たち京都西南ロータリークラブは、こうした機会を継続して提供することこそが、地域社会への最大の貢献であると考えています。
今後も、子どもたちの健やかな成長と、地域の絆を深めるために、嵐山こども相撲大会をはじめとする活動を続けてまいります。子どもたちの輝く笑顔と、地域の温かなつながりを未来へとつなぐために、私たちはこれからも歩みを止めません。
この事業が、ロータリーの「超我の奉仕」の精神を体現し、地域に大きなインパクトをもたらしたことを、心から誇りに思います。