丸岡ロータリークラブ

ロータリアン向け

4月25日山中RC合同例会『記念講演会』

『顔って何だ!』顔学インストラクター  前田 紘一 氏

昭和19年生まれ 美容師 日本顔学会会員
         顔と個性、コミュニケーション、顔の秘密を探る研究
 美容師は顔を見て髪型を考える。前田氏は日華化学で化粧品の開発に関わり、デミ化粧品を立ち上げた。また、日本顔学会の会員でもある。顔学会はモナリザの顔を動かすソフトを作った東京大学名誉教授、原島博氏が設立したものである。顔学個性美容研究所を開講し顔学インストラクターの呼称で元気顔つくり、元気メイクの指導を行う。顔学(かおがく)とは 顔にある情報を探り、分析して顔の持っている力を探り学ぼうというもので、美容師である立場で「顔学」「個性美学」そして「笑顔の大切さ」またその効用を伝えている。
●丹田に力を入れて顔を作る
人間の顔の形は8種類ある。裏があるから8×7で56種類にもなる。丹田(たんでん:へその少し下のところで、下腹の内部にあり、気力が集まるとされる所)に力を入れて顔を作ることができる。アゴと腰は神経が同じで、ものを考える神経、感情を豊かにする神経がある。腰に近い丹田に力を入れることで、りりしい顔つきになる。顔は彦(ひと)の頁(ページ)である。顔は、その人のことが全部書かれているのである。
●顔の三分法
<額~眉>知性を表す部分である。おでこを広げると品格がある。武士は頭頂部だけきれいに剃った月代(さかやき)で品格を表し、ちょんまげの高さで位が付けられた。また、眉一つで顔は変る。化粧は眉しだいである。女は田宅(でんたく:眉と目の間)が広いとお金がたまる。男は太さで馬力が分かるのである。
<目~鼻>感情を表す部分である。アイメークをたくさんする人は、自分を見てほしいと思っている。鼻はまっすぐかどうか。鼻と脊椎は同じ方向に曲がっているのである。放火魔は100%ちくのうである。
<口~顎(あご)>口元と顎は意志力を表す部分である。顔がきれいに見えるのは、顎を引いて口角を1ミリ上げて、腹を締めると品格のある顔になる。
●顔と姿勢を美しく
花嫁の化粧は眉を短く丸く、アイシャドーは縦に入れて、紅は上唇は小さく下唇は受け口で。とてもかわいく美しく見える。手を後ろに引く歩き方。肩甲骨で歩く、座るときは肩甲骨を引いて座る。美しい姿勢である。
<会員感想>「顔と態度と言葉が一緒に歩いていくと最近つくづく思う」との言葉で締めくくってくださいました。美しい顔、元気な顔、美しい姿勢、心地よい言葉が、健全な心、健康な体の表れなのでしょう。
(文責 前川 徹)