奈良ロータリークラブ

2024-25年度 中本勝ガバナー【ガバナー賞応募事業】

ニコニコ寄付のキャッシュレス化を実現!

プロジェクト名
ニコニコ寄付のキャッシュレス化を実現!
実施期間
2024年07月01日〜2025年06月30日
実施場所
奈良ロータリークラブ例会場:奈良ホテル
応募部門/事業
「参加者の積極的なかかわりを促した」事業 「適応力を高めた」事業

デジタル社会への変化が進む中、ロータリーでもその対応が課題となっています。

デジタル化の一つとしてキャッシュレス化が急速に進んでいます。若手の会員に聞くと、現金をほとんど持っていないという声を聴きます。一方ロータリーでは現金のやり取りばかり。なんとかキャッシュレス化を進めることができないか検討が始まりました。その中でも、ニコニコ寄付は奉仕事業をするために欠かせず、より多くの会員に積極的に参加してもらい、クラブの奉仕活動への参加意識を高めるために大切な活動ですが、「現金を持っていないためにできない。そのために現金を持ってこないといけない」という意見もあり、まずはニコニコにキャッシュレスを導入することになりました。

業者選定だけでも大変な苦労がありました。任意団体であり且つ寄附金を扱うため、ほとんどの業者が対応不可との回答でした。業者決定後も手数料をどう扱うか何度も議論を重ねたり、会員の利便性を向上させつつ、委員会の負担も大きくならないようなオペレーションを実現するために、機器の選定、通信環境、会計との連携方法の検討など、多くのハードルを乗り越えて、年度当初から導入を開始することができました。

最初は操作をするニコニコ委員会も寄付する会員もこわごわ、という感じでしたが、ピッとするだけで決済が終わるタッチ決済の利便性を体感してもらうと、もはや現金のニコニコには戻れないという声も聞かれました。中には、2525円(ニコニコ)というちょっとした遊び心で楽しく寄付をする会員や、スマホ決済をするためにスマホを買い替えた会員もおられ、若手会員からもニコニコがしやすくなったとの感想が聞かれました。

キャッシュレスは無味乾燥なイメージがありますが、ロータリーでキャッシュレスの練習(!?)ができたり、新たなコミュニケーションも生まれたりと、ニコニコへの参加が増えるだけでなく想定以上の効果が生まれたと感じています。

今回はニコニコへの導入でしたが、オペレーションの簡単さ、通信環境があればどこでも決済ができる拡張性があるので、今後は他の寄付や、親睦活動の会費回収、ビジターフィーの決済等への拡大も可能です。

時代の変化に対応することは簡単ではありませんが、やってみたら以外とできることが他にもあると思います。これからも社会の変化に適応し、持続可能なロータリーを目指して参ります。

 

キャッシュレス専用窓口を設置しました。

機器は全てワイヤレスで、通信環境(Wi-Fi)があればどこでも利用可能。

スマホ決済も可能で財布いらず。

暗証番号やサインにも対応しています。