新型コロナウィルス感染症拡大が終息しない状況下では，昨年度（21-22年度）まで，ＷＨＯとの共同活動による駆虫剤投与の医療支援実施は困難であったが，今回は過去（17-18年度，18-19年度）に当クラブのラオス住血吸虫根絶事業で訪問したラオス・パクセー近郊の小学生に，ラオス教育省と連携して，ロータリアンが再訪し，住血吸虫感染防止対策として駆虫薬の投与、また感染防止の観点で特に重要なトイレ使用の徹底の啓蒙活動を再度実施し，さらに小学生に教育支援物資を提供する。

住血吸虫の感染を食い止めるために5校約500人の子ども達に駆虫薬を投与した。また用便時に河川ではなく必ずトイレを使用するよう啓蒙活動を地域住民に対して実施し，感染に苦しむ住民の環境衛生の知識向上に取り組むことで住血吸虫感染者数が減少し，健康や生活向上に貢献することができた。また，併せてラオス・パクセー近郊の小学校へ教育支援を行い（文具等の寄贈），児童と触れ合ったことで今後の学力向上に貢献できた。

なお、ラオスでの奉仕事業は平城京ＲＣ・桜井ＲＣの協賛，ビエンチャンＲＣの協力の下実施され、その様子はライブ配信例会としてJWマリオット奈良ホテルに集まった会員と現地ラオスに赴いた会員でリアルタイムに共有された。