桜井ロータリークラブ

一般の方向け

桜井ロータリークラブ職業奉仕研修会 開催

卓話

講演「ロータリーにおける

                           職業奉仕の意義を考える」

 講師 元RI理事     松宮 剛 様

新しい年のはじめに、

“Be a gift to the world” (世界へのギフトたれ)

国際ロータリー会長の投げかけた言葉です。

この世に、この地球上に誕生する生命はすべて、この私たちの世界に贈られた“Gift”なのです。宇宙の意識・意思(創造主)の賜物なのです。だからこそすべては異なっているのです。同種といえども一つとして同じいのちは無いのです。その違いが一つひとつ輝いてこそ、この世に誕生した意味があるのです。死は、また次の誕生に繋がって行きます。 生命の長短は価値の比較とはなりません。死は、生あるものに絶えず問いかけています、「あなたらしく輝け!」と。そしてその輝きがこの世の生あるものに潤いと歓びを与えるのです。そう思います。            2016年1月

「人生を肯定するアイデア、ロータリー」

人は、自分だけでは自らの存在を証明することは出来ません。私たちはいつも、他者からの応答を通してしか、自らの存在を認識することは出来ないのです。その意味で、人生の価値の大部分は、「他者からの肯定的な評価」、「自分が他人にとって有用であるという意識」にある、と言っても大きな間違いではないでしょう。ロータリーは、職業人のあるべき姿をまさにそこに求め、提示するだけではなく行動することによって100年の歳月を刻んできたのです。世の中には誰一人として同じ人間はいませんが、違いによって人を隔てるのではなく、違いにこそ、その存在の意義があることを無条件に認め、すべての人々が共に生きてゆくことを人間にとっての最大の価値と定め、ロータリーは今100年を迎えようとしているのです。いわば、人類の普遍的な理想を具現化する運動体として、ロータリーは生まれ、成長して来たのです。この運動の目指すところに、人間にとっての「あるべき社会」があるのだと主張して。一方この地球上で、質的評価以前の生 活を余儀なくされている多くの人たちに、手を差し伸べることの価値は、ますます高まっていくことでしょう。生活の質をとやかく言う、私たちの側に改めるべき点はないでしょうか?私たちの、利便性の海にどっぷりと漬かった日々の生活こそが、貧困や飢餓の原因となっているのではないでしょうか。その自省なしに「ロータリーを祝う」ことは出来ないでしょう。

※  『ロータリーの友』2004年7月号掲載

第2650地区中澤 忠嗣ガバナー様、石井 光洋ガバナー補佐様、今西 清悟前ガバナー補佐様、木下 哲次地区広報・月信担当様。五條RCからは下村 卓副会長様 佐竹 祥光幹事様他14名の皆さま。橿原RCより中林 隆男会長様 長谷川 博章幹事様。やまと西和RCより井坂 貴彦会長様他1名様。大和高田RCより村井 善治幹事様他2名様。生駒RCより古森 淳一会長様他1名様。本当に多くの方々においでいただき開催させていただきました。