大和郡山ロータリークラブ

大和郡山ロータリークラブ

会長あいさつ

2023-24会長大石文彦

2023-24年度
大和郡山ロータリークラブ

大石文彦 会長

温故創新

~ロータリーの原点を見つめ、新たな時代の息吹を創造しよう

 

 

この度会長という大役を仰せつかり、その責任の重さに改めて身の引き締まる思いです。

長年数々のパスト会長様、会員の皆様に支えていただき、昨年度60周年を迎えた大和郡山ロータリークラブは今までの歴史と伝統を踏まえ新たな時代に進んでいく年度を迎えました。

もう3年前になりますが、コロナ禍で半年近く休会していた例会が再開され、久しぶりに会員の皆様と再会することができました。この時、ロータリークラブの最大の価値にして原動力は人と人が直に出会えること、すなわち「親睦」であり、例会こそがそれを実現する貴重な場であると感じ得ました。当たり前のように継続してきた例会が、かけがえのない時間の連続であったと身に染みた次第です。

さて、コロナ禍から、ウイズ・コロナ、アフターコロナの時代へと変わりつつある中、「ロータリーは何ができるのか、何を実現してきたのか」と古きを訪ねることの大切さに気付かされました。かつて会長を務めさせていただいた私の父は「温故知新」を座右の銘の一つにしておりました。先人の想いを引き継ぎ、そこから新しい道を見出していく。歴史が好きな父はよく「世の中のことは歴史から学べ」と申していたことを思い出します。

劇的な変化を経験した私たちは、変革の時代が到来しつつあることを実感しています。今まさに「温故知新」の精神に則り原点に立ち返り、過去から学びながら新しい道を創り出す挑戦をしていく必要があります。60年間に及ぶ先人の功績に再度目を向け、誰かのために役に立ちたいという思いやりの心を積重ねながら、我々大和郡山ロータリークラブの新たな歴史を今後も作り続ける事ができるよう努めてまいります。

1.和らぎの精神こそ、大和郡山ロータリークラブの原点

我々のエリアにあります法隆寺を仏教興隆の礎として、1,400年前に聖徳太子によって創建されました。聖徳太子自ら草案された十七条憲法の第一条に「和をもって貴しと爲す」いう有名な言葉があります。その和らぎの精神が諸先輩の方々のお力によって、我々クラブにも創立以来受け継がれ、例会や委員会活動の場での親睦に寄与してきました。

先輩方が重んじられてきたクラブ会員同士の和らぎの精神を交流の場で絶やさぬよう、そしていつまでも大和郡山ロータリークラブが心地よいクラブとしてこれからも継続できるよう努めてまいります。

2.職業奉仕こそ、ロータリアンの原点(矜持)

1905年シカゴでロータリークラブが創立される以前から、日本には商道徳が根付いておりました。近江商人の「三方良し」(売り手良し、買い手良し、世間良し)はその代表格の訓示であり、現代までの日本経済を支えてきた金言です。

そして、職業奉仕という理念を理論立てて広く世界に普及させたのはロータリーの大きな功績の一つです。「職業上の高い倫理基準を保つ」と説いたロータリーの綱領(目的)は、当時の日本企業人の心に沿い、米山梅吉翁はじめ多くの企業人が各地にロータリークラブを設立することになりました。

RC三大賢者の一人で、アーサー・F・シェルドンが残した「最もよく奉仕するもの、最も多く報いられる」というRI公式標語にありますように職業奉仕が各奉仕事業の幹となり、やがて育まれた社会奉仕、国際奉仕、青少年奉仕が実を結び、ロータリークラブを支える力となってまいりました。

本年は職業奉仕実践者の表彰事業を実施し、各人の職業において自分のための職業から顧客や社会のための職業ととらえ、職業倫理の水準、顧客満足度、社会貢献度を高めることを共に学ぶ一年にしてまいりたく存じます。

3.会員増強こそ、クラブの活力の源

現在45名の会員が所属する大和郡山ロータリークラブは先人の方々が築いてこられた歴史・伝統を次の世代に引き継いでいただかねばなりません。新たな時代の息吹を創造するため、一人でも多く仲間を増やすことに力を注ぐことが、クラブの活力を高める源となります。会員50名を目標に皆様方の会員増強に対するご協力を切にお願いします。

 

浅学菲才な私ではございますが、どうか皆様方の叱咤激励と共にご指導ご鞭撻頂きまして、クラブの運営に邁進してまいる所存でございますので、どうかよろしくご協力のほどお願い申し上げます。