やまとまほろばロータリークラブ

やまとまほろばロータリークラブ

会長あいさつ

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2023-24年度
やまとまほろばロータリークラブ

𠮷田 明史 会長

『忠恕』の心を大切にし、質の高い奉仕活動を進めているクラブです!

 

ロータリークラブ(以下、「R.C」という。)は、シカゴで弁護士として働いていたポール・ハリスが1905年2月23日にシカゴ・R.Cを設立したのが始まりです。それから16年後(1921 年 4 月 1 日)には、日本初の「東京R.C」が誕生しました。現在、日本国内には、クラブ数は2,236で会員数は86,873人(2020年11月末)です。また、奈良県内には、13クラブ、625人の会員がいます。

「R.Cというのは何か」に答える言葉としては、次のような言葉があります。「ロータリーは人道的な奉仕を行い、あらゆる職業において高度の道徳的水準を守ることを奨励し、かつ世界における親善と平和の確立に寄与することを目指した、事業及び専門職務に携わる指導者が世界的に結び合った団体」と。

また、ロータリーの目的は、定款に詳しく示されていますが、端的に言えば、親睦を通して奉仕活動を行うことです。また、1人ではできないことを仲間と共に、あるときは世界的なネットワークを通じて相互の職業を生かすなどして奉仕活動をすることです。

さらに、会員(「ロータリアン」という)が生活や仕事の場面で常に覚えておくべき次の4つの問いがあります(「四つのテスト」という)。

言動は、「真実かどうか」「みんなに公平か」「好意と友情を深めるか」「みんなのためになるかどうか」です。この「四つのテスト」は、政治や宗教に関係なく、すべての人びとの倫理的指針となるもので、現在100カ国語以上に翻訳されています。

2023-24年度国際R.Cの会長は、ゴードン R. マッキナリー氏(スコットランド、サウスクイーンズフェリー・R.C)です。彼は、2023年1月に次年度のテーマを「世界に希望を生み出そう(CREATE HOPE in the WORLD)」としました。一方、2650地区(京都府・福井県・滋賀県・奈良県の4府県)の会長である中野博美氏(京都R.C)は地区スローガンとして「個性、基本、求心力」を掲げておられます。これは、「親睦を通じて奉仕をするという基本を基に、各ロータリアンが、そしてクラブがその個性を豊かにして、ロータリーの魅力を高め、クラブ内部の力と、クラブ参加への求心力を向上させよう」という意味です。

やまとまほろばR.Cは、2014年に設立され、本年度10周年を迎える歴史の浅いクラブですが、ロータリーの基本理念である「奉仕と親睦」を大切にして、より質の高い奉仕活動ができるよう日々努力しております。

今年度、私は「『忠恕』の精神で、クラブの結束を高め、より質の高い奉仕活動を展開しよう。」をクラブのテーマにいたしました。私の座右の銘は、「忠恕」です。この言葉は、論語の里仁編にあって、儒教の最高の徳、道徳や政治の根本となる仁についてかかれた文脈にあり、高校の古典の授業で習った中で、最も忘れられない言葉です。原文は「子曰、参乎、吾道一以貫之。曾子曰、唯。子出。門人問曰、何謂也。曾子曰、夫子之道、忠恕而已矣。」ですが、この最後に、「先生の道は忠恕のみだ」と、孔子の弟子曾子が答えています。

この「忠恕」という言葉は、英語表現では単に「Sincerity and Consideration」となりますが、「心が偏らず、誠実で思いやること」という意味になります。この言葉を使ったのは、これを精神的支柱として、R.Cを誠実に運営していくことによって、会員相互の親睦が深まり、求心力のある楽しい会になると考えたからです。

なお、親睦という言葉は、Fellowshipの日本語訳です。親睦というと、単にゴルフや飲み会をすることと解釈されがちですが、それだけではありません。ロータリーが目指しているFellowshipは、連帯感をもつこと協調することです。従って、親睦を深めるのは、毎回行われる例会(簡単なスピーチ、講演など)がその中心となります。例会では、会長が話をしたり、会員が自分の職業をベースに見聞したことや考えたことを話したりして、各会員の見方考え方を学びます。そのことによって、会員相互の連帯感を生むことになります。

R.Cとは何か、ロータリーの目的などについてご理解いただけましたでしょうか。R.Cに興味・関心のある方は、より質の高い奉仕活動を展開しようとしている、「やまとまほろばロータリークラブ」に是非ご参加ください。ご入会を心よりお待ちしております。