京都嵯峨野ロータリークラブ

京都嵯峨野ロータリークラブ

会長方針

大津会長

2024-25年度
京都嵯峨野ロータリークラブ

大津 裕太 会長

「蒔かぬ種は生えぬ」

国際ロータリーステファニー・アーチック会長は、「ロータリーのマジック」(The Magic of Rotary)を2024~2025年度の会長テーマに掲げられました。
「誤解しないでください。私たちは魔法の杖を振って呪文を唱えるだけでポリオを根絶したり、世界に平和をもたらしたりするわけではありません。」アーチック会長は地区ガバナーにこう語りました。「それは皆さん次第です。プロジェクトを終えるたび、寄付するたび、新会員を迎えるたびに、皆さんはマジック(魔法)を生み出すのです。」
アーチック会長は、ロータリーの行動計画を推進し、継続と変化のバランスを取り、平和のために活動するよう会員に促しました。2025年には「分断された世界を癒す」をテーマに会長主催平和会議を開催する予定となっています。

また、国際ロータリー第2650地区中本勝ガバナーは、地区スローガンを
持続可能なロータリーに! 共に学び、共に行動
Make Rotary Sustainable! Learn together Act together とされ、

持続可能なロータリーにするために、地区運営方針を設定されました。
1.21世紀の世界の状況と我が国の社会の状況が劇的に変化する中で、今一度、ロータリーの原点、基本に立ち返り、我々ができること、すべきことを見つめましょう。
2.奉仕と親睦はロータリー活動の車の両輪です。親睦から生まれる信頼と友情は奉仕活動の原動力です。そして、信頼と友情を原動力にした奉仕活動を共に行うことにより更なる信頼と友情が生まれ、それが更なる奉仕活動へと繋がります。
3.ロータリーの親睦と奉仕は、高潔性に貫かれていなければなりません。ロータリーの高潔性は何処から生まれるのでしょう。それは言うまでもなく、すべてのロータリアンが職業奉仕の理念を理解し、日々それを実現しようとしているからです。
4.ロータリー活動は楽しくなければなりません。楽しくないと続きませんし、楽しくないと人にも勧められません。
ロータリーの楽しさは何処から来るのでしょう。人によって違いはあるでしょうが、それは参加して有意義と実感できる、知らなかったことを知ることができる、気が付かなかったことに気付かされる、多くの尊敬し得る人を知ることができるからだと思います。
例会は勿論のこと、すべての活動を楽しいものにしていきましょう。
5.クラブにはそれぞれ個性があります。クラブの個性を生かした会員増強に取り組みましょう。真摯に会員増強に取り組むことこそがクラブを持続可能にすることに思いを致しましょう。

これを受けまして、今年度の京都嵯峨野ロータリークラブ会長テーマは、「蒔かぬ種は生えぬ」と致します。
「蒔かぬ種は生えぬ」とは、準備や努力なしに良い結果は得られないという意味のことわざです。奉仕活動も親睦活動も然りですが、会員増強においてはとりわけ当てはまると考えます。

京都嵯峨野ロータリークラブも創立32年目を迎え、チャーターメンバーを中心に高齢化が進み、会員数は緩やかに減少しております。クラブの継続・発展のためにも、会員数を20名にまで増やすことを第1の目標とします。
「蒔かぬ種は生えぬ」の通り、会員増強は未会員への声掛けなしには入会はありません。しかし、いくら声を掛けても魅力を感じてもらえなければ、やはり入会はありません。私たちの強みは、大きなクラブにも負けない奉仕活動とクラブメンバーの仲の良さです。強みを磨き、そして、強みを伝える努力を行っていかなければなりません。

クラブの奉仕活動においては、これまで通り、嵯峨野地域を中心に京都の課題にアプローチできる社会奉仕・青少年奉仕に力点を置きながら、昨今の不安定な世界情勢、頻発する災害に対しても奉仕できることがないか模索して参りましょう。
そして、クラブとしての奉仕に留まらず、それぞれの会員が職業奉仕を通じて社会に貢献し、「最も多く奉仕する者、最も多く報われる」を体現する集団でありたいと願います。
奉仕と親睦を通じて、心豊かなクラブ活動を皆さんと実践し、新しい仲間に伝えていく、そんな1年間になれば幸いです。

会員各位のご理解とご協力を何卒宜しくお願い申し上げます。

2024~2025年度会長 大津 裕太