桜井ロータリークラブ

ロータリアン向け

2016年 2月例会

卓話

「夢の繊維 蜘蛛の糸」 越出 常之氏

今日は以前少しお話した「蜘蛛の糸」の話です。ゴールドウィンにおりました時からの懸案事項です。「蜘蛛の糸」については世界中で研究がされています。

山形にありますベンチャー企業(株)スパイバ―の関山社長ら3人が昆虫の中で一番強いのは「ハチ」、しかし「ハチ」も「蜘蛛」に食べられるという話がことの発端となりこの研究が始まりました。

世界の科学者ができなかった微生物の遺伝子操作によって「蜘蛛の糸」と同じ(タンパク質)成分を作り上げました。原材料はサトウキビです。これは化学繊維の発明に匹敵する発明です。強度は鋼鉄の4倍、伸縮はナイロンを上回り耐熱は300度、防弾チョッキの7倍のタフさ、そして軽いというものです。

一番の特徴はタフで石油を使わないということです。約100年前にスポーツウエア―として使われているポリエステル・ナイロンが開発され、釣りざお、ゴルフシャフト、テニスラケットに使われている炭素繊維も開発されました。新素材はスポーツ界から普及してきています。石油に頼らないでそれに代わるものが「蜘蛛の糸」なのです。(マダガスカル島に本当の蜘蛛の糸で作った世界で一つのウエア―があります)新しい産業革命が今はじまったのです。

アウトドアー用品、スポーツウエア、防弾チョッキ、車のボディ、宇宙服、発電効率のいい風車、医療分野等その活用は多種多様です。

小島プレス工業がこのタンパク質の量産化に成功しています。しかし1着1億円かかります。今はコストが非常に高いですが20~30年すると世界と未来を変えることでしょう。