11月8日(日)閑臥庵での京懐石風の普茶料理を楽しみに、8名の参加者にて京都へ出発。最初の訪問先、毘沙門堂へ。執事石田様の出迎えを受け、古い歴史を持つ寺について詳しく説明して頂きました。毘沙門堂は天台宗五箇所室門跡のひとつで、高い寺格と鄙びた山寺の風情を伝える古刹です。その後、係りの案内で霊殿に描かれた天井の龍、寝殿の襖絵、戸に描かれた丸山応挙の鯉の絵など説明を受け、おもむきのある庭の紅葉を拝見しました。次に相国寺に向かい法堂の鳴き龍、方丈の庭園を拝観した後に閑臥庵へ移動。しばらく寺を拝観し、席へ案内されました。普茶料理は、黄檗宗の開祖・隠元禅師が300年以上も前に日本にもたらした精進料理です。高タンパク・低カロリーで青黄赤白黒のはしり、旬・なごりの食材で小さく多くの品を盛り付けられたものです。後水尾法王が寺号を命名し、慈しんだ古刹「閑臥庵」にて絶品の普茶料理を堪能しました。