本年度の社会奉仕事業は、彦根市京町のフリースクール「てだのふあ」を支援することになりました。農園スペースにウッドデッキとフェンスを製作し寄贈させていただきました。
現在、全国の小中学校で不登校の子供たちが30万人もいるといわれ、そんな子供たちの居場所のひとつとしてフリースクールの存在が注目されています。今回はメンバーの中で木材を杉の木の手配を安居君、製材と乾燥を松田君、施工を鈴木君とそれぞれの職業を活かして活躍いただきました。
製作の際には、フリースクールに通う子供たち、スタッフの方に参加してもらいながらロータリアンと一緒に行いました。
別の日には米山奨学生のイエンさんも手伝っていただけました。10月28日には「てだのふあ祭」が子供たちと住民との交流をモットーに子供たち35名、スタッフ4名、保護者45名、ロータリアン11名、一般参加者300名以上の参加で行われました。12名もの県会議員・市議会議員の方もかけつけてくださり激励のメッセージを頂きました。
「てだ農園」完成お披露目式でロータリークラブからの贈呈式が行われ、渡邊会長より目録をお渡し致しました。渡邊会長より「子供たちの活動や交流の場として活用してもらえれば嬉しいと話され、NPO法人フリースクールでだのふあ代表 山下吉和氏より「一日を通して、私の脳裏に焼き付いたのは、子供たちの弾けるような笑顔、イキイキした姿、仲間とのつながりです。本当にありがとうございました。」とお話にされました。
この場所を地域の人も集うことが出来るコミニティースペースにしたいと思っておられます。今回も多くの参加がありました。いろいろな事情で学校にいけない子供たちもいずれ社会に出て、それぞれの人生を歩んでいかれることでしょう。
そんな子供たちが同じ境遇の仲間たちや地域の大人たちとかかわりの中から、明るい希望をもって一歩を踏み出せるエネルギーを蓄える場として在り続けてほしいと思いました。子供たちの幸せを願っております。