大和八木駅前の噴水広場の壁面の剥離が酷く、崩れ落ちていたため、新たに壁画を作成しました。駅前広場を管理する橿原市に場所の提供を頂き、奈良県を代表する芸術大学でもある奈良芸術短期大学の協力を仰ぎ、この地にふさわしい絵を提案頂き、橿原市と共に協議を重ねながら、壁画のデザイン決定を行いました。また、ゲーム開発企業「カプコン」社の創業者が地元出身ということもあり、カプコン社が手掛ける人気ゲームソフト「ストリートファイター」のキャラクターの無償使用許可を頂き、デザインに盛り込ませて頂きました。本事業には橿原市教育委員会から後援を頂き、市内小学校の子ども達へチラシを配布しました。3月25日（土）には、地元の子ども達とその保護者、奈良芸術短期大学の皆さん、当クラブが提唱している橿原ローターアクトクラブ・橿原学院高校インターアクトクラブの皆さん、当クラブの会員など、多数が参加し、大人も子供も一緒になって楽しみながら壁画作成を行いました。事業の様子は、奈良テレビ放送のニュースで取り上げて頂きました。

本事業によって、行政が長年手をつけずに放置していた場所を魅力的な場所としたことで、地域住民や通行者の憩いの場としてご利用頂くと共に、まちの治安向上、ユネスコ世界遺産登録を目指す飛鳥・藤原地域の鉄道交通の玄関口である「大和八木駅」の美観並びに環境の向上、作成に参加頂いた方々（子どもたちも含め）の地域愛の醸成並びに向上につながったと思います。

また、カプコン社の人気キャラクターを使用し、地域の歴史遺産等々と融合した他にまねできない唯一のここだけのオリジナルの作品とすることで、SNS等での告知に繋げることができると思います。さらに、絵という手法を用いたことで、言葉や文化の違う異国の方々にも、容易に地域を知って頂くことができ、また世界的にも有名なキャラクターを使ったことで、親しんで頂くことができると思います。