
- プロジェクト名
- 今こそ平和について考えよう―奈良の戦争遺跡を訪ねて―
- 実施期間
- 2024年08月21日〜2024年08月21日
- 実施場所
- ①天理市 柳本飛行場跡、②航空自衛隊奈良基地 職場見学、③昼食 戦時中のお食事体験、④屯鶴峯 地下壕、 ⑤奈良県社会福祉総合センター
- 応募部門/事業
- 「より大きなインパクト」を与えた事業 「参加者の積極的なかかわりを促した」事業
小学生4年生~6年生を対象とした、地元奈良県内の戦争遺跡を訪ねる平和学習事業を行いました。天理市の柳本飛行場跡や香芝市にある地下壕「屯鶴峯」、航空自衛隊奈良基地をバスで巡りました。柳本飛行場跡や屯鶴峯では、子供たちが実際にその地へ足を運び、現地を見ながら地元のガイドの方から遺跡の詳細や建設に至った経緯などをご説明頂き、また昼食には戦時中の食事体験として、当時よく食べられていた「すいとん」を実際に食べることで、当時の状況の過酷さ、不自由さなどを肌で感じることができたと考えています。
最後には、一日のまとめとして奈良県社会福祉センターにて、帝塚山大学法学部平和学ゼミのご協力のもと、「平和ゲーム」を行い、ゲーム形式でそれぞれの意見を出し合い、お互いの意見を受け入れ尊重し、平和的に物事を解決できる手法を学ぶことができたと考えています。
これらの体験を通して、今なお世界中で起きている紛争や戦争に目を向け、平和的解決へ向けてどうすれば良いか、平和とは何か、お互いに思いやることの大切さについて子供たち自らが主体的に考える機会となり、「教えられる」ものから「考える」ものへと子どもたちの意識が変わっていくきっかけになったのではないかと考えます。

航空自衛隊奈良基地 見学

昼食 戦時中のお食事体験

屯鶴峯 地下壕 見学

奈良県社会福祉総合センターにて、一日のまとめ

2024.8.24(土)奈良新聞 掲載記事