我が京都洛西ロータリークラブは創立25周年と30周年の記念事業として、カンボジア王国バッタンバン州の地雷原にあるクリアン村とチロック村に小学校2棟とトイレを建設しました。しかし地雷原の村には電気も水道もなく、子どもたちは極めて不衛生な環境で生活しています。そこでまず石鹸による手洗い運動を始めましたが、肝心の水そのものが溜まり水で不衛生です。こうした悪環境を改善すべく、次年度、我がクラブが創立35周年を迎えるに当たり「水と衛生プロジェクト」を企画して僻村の生活環境改善支援に取り組むことになりました。 国際ロータリーには財団のグローバル補助金制度があり、活動支援補助金が支給されます。その申請に必要な条件を整えるため、2月9日(木)から13日(月)まで、カンボジアミッションを敢行、国際奉仕委員長をはじめ総勢8名で行ってまいりました。必要な条件の一つは、支援団体と支援を受ける団体、その間に立って協力する現地の団体の三者による調印です。 2月10日、京都洛西RCメンバーをはじめ約30名が見守る中、支援する側の京都洛西ロータリークラブ鈴木会長エレクト、協力団体のカンボジア地雷対策センター(CMAC)隊長、支援を受ける側の現地カンボジア・ポーサットロータリークラブ会長による調印式が無事執り行われ、プロジェクトの第1歩を踏み出すことができました。 なお、今回はチロック村を訪問して子どもたちに文具と教材と遊具を寄贈し、石鹸による手洗いを指導するなどして、子どもたちとの交流を楽しみました。