京都洛西ロータリークラブのカンボジアミッションは、17年前にカンボジア政府機関のCMAC(カンボジア地雷除去センター)に寄付をして活動支援に関する覚書に調印したことに始まります。
その後、CMACの要請を受けクラブ創立25周年と30周年の記念に地雷原にある二つの村に小学校を2棟建設。教育支援活動と同時に貯水池と井戸を寄贈しましたが、その生活環境の改善のため、35周年記念事業として、グローバル補助金を基にカンボジア・ポーサットRCと協力して「水と衛生プロジェクト」に取り組みました。浄化装置を設備して飲料水を確保し、手洗いを指導し啓発する運動を普及させる活動をもって一連のミッションはひとまず目的達成となりました。
2月8日、バッタンバン州チロック村で手洗い運動の説明会を開き親や先生達に石鹸や消毒液の使い方を指導して家庭用の液体石鹸と説明ビラを配布し、子供達には文房具とお菓子をプレゼント。翌2月9日には同州クリアン村で「クリーン・ウォーター・システム」寄贈式典を催行。CMAC長官やバッタンバン州副知事、ポーサットRC会長出席のもと100名以上の村人や子ども達を前に式典が盛大に執り行われました。テープカットの後、カンボジア国からこれ迄の支援活動に対し記念のメダルが鈴木会長はじめ関係者に授与されました。式典終了後にこの村でも手洗い運動の説明会を開き、子どもたちには文房具とお菓子をプレゼントしました。当日はテレビ局や新聞社も数社参加し、現地担当者の意気込みや思い入れがヒシヒシと感じられました。