奈良ロータリークラブ

奈良ロータリークラブ

会長あいさつ

2019-2020年度
奈良ロータリークラブ会長

花山院 弘匡

日本の始まりの地、奈良の文化・伝統を知り、次世代に伝えよう

 

昭和27年に創立し、68年の歴史と格式のある奈良ロータリークラブの会長を受けさせて頂くこととなりました。

 

平成6年に亡くなりました先々代の春日大社の宮司であった父親の花山院親忠は20年以上にわたり、奈良ロータリークラブのメンバーとして多くの皆様と親交を暖めさせて頂きました。父にとって奈良ロータリークラブは楽しく絆を結ぶ誇り有る場であり、現在も在籍される諸先輩の方々には大変お世話になりました。そして40年前の1979~80年度には会長も務めさせて頂いております。

私はまだまだ若輩者であり、先輩方々より多くのご指導、お力添えを頂きながら微力ではありますが精一杯務めさせて頂く所存です。

 

2019~20年度RI会長マーク・ダニエル・マローニー氏は「ロータリーは世界をつなぐ」(ROTARY CONNECTS THE WORLD)をテーマにされました。それはロータリーでの体験の中核にあるのは「つながり」であると、それがあるから私たちはロータリーに入会し、ロータリーに留まっている。そしてロータリーを成長させるのも「つながり」にあると、強調されました。

新ビジョン声明は「私たちロータリアンは、世界で、地域社会で、そして自分自身の中で、持続可能な良い変化を生むために、人びとが手を取り合って行動する世界を目指しています」とされました。

時代の変化の中でも、ロータリーで変えてはいけないものが中核的価値観であり、柔軟性はあくまでも中核的価値観の範囲で許されると。中核的価値観とは親睦(人類に奉仕)、高潔性(倫理観と高い職業水準)、多様性(地域の専門性の集まり)、奉仕(クラブ活動)、リーダーシップ(世界的指導性)であると強調されておられます。

 

これを受けて今年度の2650地区の佐竹力總ガバナーは「伝統と革新 世界はひとつ」との地区運営方針・テーマを出されました。

2650地区は「シルクロードの終着点、国際色豊かな白鳳・天平文化が花開いた奈良」、「越前・若狭の緑豊かな山々と日本海 自然環境に恵まれた福井」、「日本最大の琵琶湖 近代産業の先駆者近江商人のふるさと滋賀」、「1200年にわたる日本文化の中心地 悠久の歴史都市京都」、この多彩な風土、個性的な文化に育まれた4府県において、世界に誇る歴史と伝統に培われた日本有数の規模の地区である。このことからの地区運営方針・テーマを出したとおっしゃっておられます。

 

私はマーク・ダニエル・マローニー会長、佐竹力總ガバナーのお考えは、奈良ロータリークラブそのものと繋がるものであり、奈良ロータリークラブが日本のどのクラブより持ち合わせていると感じます。

RI会長の「ロータリーは世界をつなぐ」(ROTARY CONNECTS THE WORLD)はまさに奈良であります。

奈良は日本の歴史の始まりの地であり、千三百年前にはシルクロードの終着点でユーラシア文化の集積地でもありました。その多様な世界との繋がりの中で、日本は独自の文化文明の礎を作りました。その文化の真髄を大切に守ってきたのが奈良の風土であります。

現在もまた、例会場から一歩足を踏み出すと、奈良公園、東大寺、興福寺、春日大社などを歩く多くの観光客の七割は海外の方々であり、世界中の人々が時間とお金をかけて奈良に来られています。一年間に奈良県人口の倍である200万人以上の方々が、世界各地より奈良の魅力に取り付かれて来られています。この国際性豊かな奈良の街を支える方々の集まりが奈良ロータリークラブであります。

 

しかし、奈良の方々にとって地元の歴史はあまりにも身近すぎます。生まれてこの方、空気のように存在する奈良の文化・歴史・信仰の風土が、他の地域と比べて抜きん出たものであるとの認識は薄くなりがちです。

春日大社においても日本人参拝者の半数は関東方面からの方々であり、奈良へ憧れを持つ関東の方々のマニアックな歴史知識は大変深く、とても驚かされます。これだけの多くの人々が奈良を目指すなかで、奈良に住む私たちはもっと知識を深め、誇り高く奈良を愛したいものです。

地区ガバナーは「伝統と革新 世界はひとつ」との方針を出されました。

そして新しい元号が「令和」となり、込められた意味は「人々は美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」であります。

 

そこで今年度の私の方針は「日本の始まりの地、奈良の文化・伝統を知り、次世代に伝えよう」です。

 

日本の文化の基礎は全て奈良から起こり、今もなお奈良は歴史的社寺が多く存在し、日本の故郷であります。

この誇り高い奈良の文化伝統もっと知り、自らもより一層学び、次世代の子どもたちを中心とする若者へ伝えていくことが、ロータリアンとしての使命であり、この方針を立てさせて頂きました。具体的に次のことを行います。

 

① 楽しく魅力ある例会づくりに努め、世代を超た会員同士の交流を図る。

 

② 月に一度は卓話にて「奈良学」を実施し、会員自らがより深く学ぶ機会とする。また会員の家族や社員の傍聴も可とし、共に学びロータリーを知って頂く機会とする。

 

③ 三笠宮彬子女王殿下をお招きし、伝統を守りながらも新たに挑戦し、活躍される方々を表彰する。それにより次世代を育て、誇りある文化を発信し、奈良ロータリーを知って頂く機会とする。

 

④ 3年目の「子ども奈良ソムリエ」育成プロジェクト事業の実施を通して、次世代を担う子どもたちと親が誇りある奈良の歴史文化を理解する。

 

⑤ 「フードバンク」事業を通して、社会の課題解決に積極的に関わっていく。

 

⑥ 会員増強に努め、組織の基盤強化をはかる。

 

⑦ 社会奉仕事業に関しては、ローターアクト、インターアクト、青少年交換学生や米山奨 学生にも関わって頂き、「チーム奈良ロータリー」として共に社会に貢献していく。

 

⑧ 三古都友好例会や近隣クラブとの合同例会を実施し、情報交換をし、友情を育んでいく。

 

⑨ 70周年、75周年を見据えた中長期ビジョンの検討をはかる。

 

「こども奈良ソムリエ」を始め、日本文化の原点である奈良の誇りを各奉仕活動の中でも十二分に反映させ、奈良ロータリーらしい、奈良ロータリーにしかできない活動ができるよう、努力して参りたいとおもっております。

一年間、どうぞよろしくお願い申し上げます。