- プロジェクト名
- レスキューキッチンの備えと避難所設営訓練
- 実施期間
- 2025年02月16日〜2025年02月16日
- 実施場所
- 奈良大宮小学校
- 応募部門/事業
- 「参加者の基盤を広げた」事業 「参加者の積極的なかかわりを促した」事業 「適応力を高めた」事業
近年、自然災害の発生頻度が大幅に増加しています。いつ起こるかわからない災害に、わたしたちは備えや訓練が十分にされているかなど不安な要素もたくさんあると思います。防災活動として、備えや被災者支援の訓練を実施して知識や経験を積むことの必要性があります。地区防犯協議会や消防局、消防団と連携しておくことで、スムーズな支援活動に繋がると考えます。そして官民一体で訓練することで、共通認識を持ち、更なる知識と意識が生まれます。
2月16日(日)、当クラブは地区補助金を活用し、奈良市立大宮小学校にて、大地震や大規模災害を想定した防災訓練を開催しました。本訓練は、奈良大宮RCが主催し大宮地区自治協議会、奈良市消防局、奈良市消防団との間で災害に備えて事前連携しておく重要性から実施し、奈良市教育委員会の後援も受けました。地域住民や子ども達をはじめ、約750名が参加くださいました。
当クラブが奈良市消防団へ寄贈した災害時でも灯油で稼働する「レスキューキッチン」の贈呈式から始まり、当クラブ会長は、能登半島地震、東日本大震災や阪神・淡路大震災を踏まえ、災害時の地域の助け合いが重要である事が述べられ、また、奈良市長も、市が抱える地震リスクや自助・共助の意識向上の必要性について言及され、現場で確約するレスキューキッチンの寄贈に対する感謝の意を述べられました。
訓練では、女性消防団の演劇によるAED講習や応急手当を取り入れた「なでしこ体操」に加え、ドローン飛行の災害時の活用見学、ビル10階相当まで届くはしご付消防自動車の乗車体験は長蛇の列、日本に8台保有の貴重な水陸両用車の展示、消火訓練、地震体験車による実体験・実際の煙体験など災害時を想定した体験が数多く行われました。
また、レスキューキッチンを活用した炊き出しでは、300食の豚汁が完食となりました。参加者からは「非常時に役立つ設備について学ぶことができ、貴重な体験ができた」との声が多く聞かれました。又、地元紙、奈良新聞、奈良TV等の各 メディアにも取り上げられました。
本訓練を通じ、地域の防災意識が一層高まり、備えの重要性が改めて認識されました。今後も地域と連携し、防災・減災に取り組んでまいります。