桜井ロータリークラブ

一般の方向け

春休みイギリス短期ホームステイ高校生派遣事業活動報告!!

奈良県国際交流振興会が行っている春休みイギリス短期ホームステイ事業に、今春、桜井ロータリークラブからの派遣で参加された桜井高校生の渡辺香織さんが例会にお越しくださいました。

~渡辺さんのお話~

今日お話しようと思っていることは大きく分けて5つあります。一つ目は、なぜこのプロジェクトに参加しようと思ったかについてです。二つ目は、ホストファミリーのことや食事、お部屋も少し紹介したいと思います。三つ目は、語学学校でのこと、四つ目は、観光のことについてです。最後は、留学で得たことなどをお話させていただきます。

 

< プロジェクトに参加した理由 >

私がイギリス留学に参加した理由は、自分を変えたいと思ったからです。すごく消極的な私は、誰かと一緒じゃないと行動できないことが多いです。そんな自分に嫌気がさしていましたし、社会人になった時に困るなと思いました。それで、自分を変えるためのチャンスだと思い、挑戦してみることにしました。英作文やプレゼンで悩まされて、心折れそうな時もありましたが、今では挑戦してみてよかったと心から思えます。

 

< ホストファミリーについて >

ホストファミリーは、ホストマザーのコレットとホストシスターのスカイでした。実は、私がいちばん不安だったのが、ホームステイでした。なぜなら、一人でのホームステイを希望していたからです。せっかくのホームステイなのだから、一人でしようと決めたものの、ホストファミリーと上手くやっていけなかったらどうしようとか、一人で10日間も耐えられるかなど、マイナスなことばかり考えていました。他の人は、全員二人ずつでのホームステイで、それが羨ましく感じました。しかし、そんな心配は不要でした。まず、家に着くと温かく出迎えてくれました。また、分かりやすい英語で話してくれ、私が答えるのに時間がかかっても辛抱強く待ってくれました。そんな温かい家庭だったため、私もとてもリラックスして毎日を過ごせ、ほんとうの家族のような気持ちになれました。また、ホストマザーは、とても料理上手でイギリスの料理はまずいと聞いて不安だった気持ちを払拭してくれました。

 

< 語学学校でのことについて >

授業はみんなの顔が見えるように壁際に椅子をつけて行いました。また、黒板やホワイトボードではなく、スクリーンを使った授業であったことにもびっくりしました。先生が喋るだけで授業が終わりということは決してなく、むしろ生徒がたくさん発言してそれに対してみんなが意見を言い合うことが多かったです。私は、同年代の人たちと一緒に授業を受けましたが、どの人もたくさんの発言をして私はあまりできていなくて、みんなの勢いに飲み込まれているように感じました。また、二人一組になって意見を考える時も、上手く自分の意見を伝えられなくて会話が成立しない時が何度もありました。そんな中でも、電子辞書を使って単語を調べたり、ジェスチャーで精一杯伝えてる努力をしました。最初は、このままで大丈夫かなと思っていましたが、だんだんとみんなとコミュニケーションがとれるようになって、相手が何を言っているのか分かった時の嬉しさはこの上ないと感じました。授業最終日には、もっと授業を受けたいと思っている自分がいました。

そして、修了証書をもらいました。

さよならパーティーでは、オランダの子たちと交流する機会がありました。ゲームをしたり、一緒に写真を撮りました。短い時間での交流でしたが、一緒に喜び合ったり、応援したりして時間を共有できたことが良かったです。

 

< 観光でのこと >

観光では、ブライトン市内にあるブライトンパビリオンやルイス城を見に行きました。また、学校から少し歩くと海があるのでそこを散策したり、海に向かってみんなでwe love Brighton.と叫んだりしました。2階建てになっているバスに乗りたいというと、1日乗車券を特別に発行していただいて、乗せていただきました。

ロンドン観光では、バッキンガム宮殿やビックベンなどを見に行きました。テレビでしか見たことがないものが自分の目の前にあって、すごく興奮しました。

 

< まとめ >

このイギリス留学は、私を変えてくれるきっかけになりました。今までは、誰かと一緒じゃないとできなかったことや人任せにしていたことも、できるようになりました。例えば、一人で電車に乗って出かけることや、自分から人に話しかけることなどです。みなさんにっとっては、たいしたことではないと思いますが、私にとってそれは大きな試練でした。それを克服できて、自分に自信がつきました。また、失敗することをあまり恐れなくなり、何でも挑戦するようになりました。この留学によって、もっと長期間留学したいという気持ちが強くなりました。この留学がなければ、今の自分はいなかったです。良い経験をさせていただいてありがとうございました。