桜井ロータリークラブ

奉仕活動

~卓 話~ 一般社団法人日本認知症予防協会  佐々木 誠 様

皆様、はじめまして。

一般社団法人日本認知症予防協会の佐々木と申します。

今回、桜井ロータリークラブ様で卓話させていただきましたような「認知症予防セミナー」や資格講座「MCI専門士」の運営を通じて、認知症予防の啓蒙活動をしています。

高齢者ご本人様のみならず、そのご家族や、また企業経営者の方にも正しい知識をお持ちいただき、対応(予防)いただければと存じます。

今回のお話では、「認知症」イメージや予防するタイミング、MCIとは。そして、身近な生活から始める認知症予防のポイントについてお話させていただきました。

推奨される認知症予防法

現在、当協会が推奨しています予防法には、次のようなものがあります。

すべてを一度に改善するのは大変かもしれませんが、1つでも「これなら今日からできる」というものがあれば、改善を意識してみましょう。

1) 食生活の改善

食べる物によって身体の健康が左右されるのと同様に、脳の健康も食生活によって大きく影響を受けます。生活習慣病や認知症の発症リスクを下げるために、次のようなポイントに注意しましょう。

  • 抗酸化作用の高い食物を食べる

身体の酸化(老化)を抑制し、脳や身体を若々しく保ちます。

旬の食材など、栄養価が高く、味や色の濃い食材を積極的に摂りましょう。

  • バランスの良い食事を心がける

食べ過ぎ・食べなさ過ぎの状態は、どちらも脳にとって悪影響を及ぼします。

過不足のない食事量やバランスを心がけましょう。

(2) あたまの運動

認知機能の低下は40代頃からすでに始まっていると言われています。また、高齢になり定年後に仕事などの日課がなくなってしまった場合、急激に脳への刺激が減ってしまい、認知機能の低下が助長されるケースも少なくありません。日頃から脳をはたらかせる機会をつくること、同じ生活の繰り返しにならないよう新しいことにチャレンジするなど、意識して脳に刺激を与えるようにしましょう。

3) 身体の運動

加齢によって低下するのは脳機能だけではありません、身体機能も徐々に低下し、将来の寝たきり・要支援状態につながる可能性が高くなります。歩行機能などを維持するためには、本格的に機能が低下する前の段階での運動習慣が大切です。運動器を健康に保ち、転倒などによるケガを減らすだけでなく、血流をアップさせて酸素を多く脳へ運び、脳機能を活性化させるためにも役立ちます。

4) 質の良い睡眠をとる

脳を健康に保つためには、「脳を働かせる」ことだけでなく「休ませる」ことも大切です。身体の疲労はじっとしているだけでも回復させることができますが、脳は私たちが起きている間、ずっとはたらき続けているからです。睡眠は脳が休める唯一の時間であり、消耗した脳神経などを回復させるためにも重要な時間です。しっかりと脳を休ませ、リフレッシュさせるためにも、時間だけでなく「質」を高めるように心がけましょう。

睡眠の質を高めるためには、起きている間の生活状況を見直すことが必要です。次のような点に注意し、質の良い睡眠がとれるよう意識してみましょう。

  • 毎日同じ時間に起床・就寝するリズムをつくる
  • 就寝直前まで強い光(スマホやテレビなどの画面)を見続けないようにする
  • 就寝直前の激しい運動・入浴などを避ける
  • 寝酒をしない など

まだまだ分からないことも多い認知症ですが、「生活習慣病」がその発症リスクを高め、その改善に努めることで回復の可能性も生まれる、ということが分かってきています。

「いずれ誰もがかかるものだ」と何もせずに日々を過ごすか、意識して日頃の生活習慣を見直すか。その選択が将来の発症リスクを大きく左右します。

まずは無理なく、出来る事から始めてみましょう。

一般社団法人日本認知症予防協会

https://www.mci-j.com/