桜井ロータリークラブ

ロータリアン向け

2015年 11月例会

卓話

「ベトナム・ホーチミン

               近郊ビジネス視察の旅」

           北口直司会員

10月21日(水)より2泊4日の日程でベトナムへ行ってまいりました。

公益財団法人奈良県地域産業振興センターの視察団の一員として息子と行きました。(公財)奈良県地域産業振興センターは、奈良県の中小企業支援を使命として、事業展開に応じた質の高い支援やサービスの提供により、地域産業の振興発展、中小企業の自立・成長・継続を図ることを目標としている産業支援機関です。私の会社は仮設資材リース及び販売、建設土木資材及び保守用品販売、各種シートクリーニング及び修理その他これらに関する業務を扱っております。「安全な工事現場の実現に欠かせない存在になりたい」と思い、背伸びをせず、堅実にコツコツとお客様と向きあっていけるよう日々努力を重ねているところです。

近年、人件費等の問題もあり中国から東南アジア、特にベトナム・カンボジアへの注目度が増しています。私も時代の流れに遅れないようこの視察団に参加したわけです。ベトナムにまいりまして、まず、最初に朝の出勤時道いっぱいに走るバイクの集団に圧倒されました。

聞くところによりますと、ホーチミンの人口800万人バイクの台数600万台だそうです。ベトナム戦争が終わり40年、共産党一党独裁の国であり、今、国をあげて外国からの会社・企業誘致に取り組んでいるようです。ジェトロへ行き工場見学をしました。6車線の道路が続きその両側に公園のように広い工場が並んでいました。国策として工場地帯にするため農家は立ち退きこのような広い建物が建ち、その建物を外国の会社が借り受けるわけです。

賃料は日本とそんなに変わらないのですが、人件費が2万円と安いわけです。

またそれとは別に私と息子で工場とのマッチングということで、通訳(京都大学へ留学経験あり)を雇い、車をチャーターして行きました。1件当たり15万円支払ってマッチングします。一件目は工場用の防音シートの工場でした。

ホーチミンから100キロ離れたところでしたが日本より3割安くできることがわかりました。2件目はそっけない対応でした。一件でも満足できる結果を得ることができよかったです。また通訳として雇った京都大学に留学経験のある若者が、「日本のようになりたい。したい。」と言ってくれたのは印象的でした。

若い力、そして親日家が多いこのベトナムでのビジネスチャンスを確認し、そして外国に出て、日本の良さを再確認できたことが今回の視察の収穫でありました。