桜井ロータリークラブ

一般の方向け

室生寺のこと ロータリーのこと   大本山室生寺 中興第三十世座主  網代 智明(前管長)猊下

皆さん 初めまして 福島の真浄院と住職をしております 網代(あじろ) 智(ち)明(めい) と申します。

今、ご紹介にありましたように 平成25年から9年間 大本山(だいほんざん)室生寺(むろうじ)の管長をさせていただいておりました。

また、国際ロータリー第2530地区 福島東ロータリークラブにも所属しております。就任中は福島県福島市と奈良県宇陀市の室生寺を往き来しており、あまりロータリー活動はできませんでしたし、体調不良もあったのですが、昨年 管長職を終了し、体調も少し回復したところに、2022年~23年の県北第二分区のガバナー補佐を仰せつかりました。福島県には8地区有るのですが、地区のガバナー補佐とは、たのしく関かわらせていただきました。

福島県といえばかつては会津磐梯山は有名でしたが、東日本大震災での原子力事故で誰もが知るところとなった所です。この陸奥の仏像は鎌倉時代以降が殆どで、徳一(とくいつ)(最澄と同じ時代)の仏像は平安時代で古いところですが、室生寺に来るようになり仏像を観る目がこえました。奈良には、平安時代より古い奈良時代の仏像も沢山有ります。

さて、石楠花で有名な室生寺ですが、女人高野と言われています。真言宗の開祖 弘法大師空海は、和歌山の高野山に金剛峯寺を開山しましたが、高野山は長い間 女人禁制でお大師さん(空海)の母も入山(にゅうざん)出来ませんでした。しかし、室生寺は平安末期に尼僧(女性の僧侶)がお参りされたという記述が残っています。はやくから女性にひらかれた寺であったことがその名の由来です。また、姿が優しく少女のような十一面観音(国宝)や、凛々しいお姿の釈迦如来(国宝)など、女性のファンが多いのも特徴です。本尊は如意輪観音で手が六臂(ろっぴ)あり、如意(願いがかなう)宝珠をお持ちです。

室生寺の前に 室生川が流れており、太鼓橋をわたって境内に入りますが、それは まさに世俗から 聖地に入る ということになります。 また境内は自然豊かで 優しい お堂 と美しい仏様が迎えてくださり心身ともに癒されます。

元々この地は ①龍神(水を司る信仰)の場でありました。

ここで 雨乞いをする霊験あらたかな今で言う パワースポットです。また、② 山部(やまべ)親王(しんのう)の病気平癒の祈祷を興福寺僧が、行ったところに病から救われたということから天皇からの勅願もあり、二つの理由から室生寺が創建されました。

お堂の屋根はもっても20年~30年の檜皮葺(ひわだぶき)、杮葺(こけらぶき)です。重要文化財の弥勒堂の改修は2年かけて終りましたが、今は国宝の金堂の屋根について、県・国への申請し順番まちをしているところで、文化財保護は本当に難しいものがあります。

ロータリークラブに20年所属していて、四つのテスト〈1,真実かどうか  2,みんなに公平か 3,好意と友情を深めるか 4  ,みんなのためになるかどうか〉が、欺かない、思いやり、慈悲、利他の心など、仏教の教えに通ずると思います。 ロータリーの友5月号 22650地区の尾賀ガバナーのモメントがあり、モンゴルのウランバートル ゲル地区での国際奉仕活動子供たちを守るに活動に感動、感激、そして感謝とありました。 ガバナー補佐 の活動の中で地区と自分のホームクラブとの距離感を縮めることを心がけてきました。新入 会員を増やすのも大事ですが、退会者の中では 人間関係でやめていくことが多く、退会者を防ぐには、 コロナ禍でできなかった 親睦 (お互いを知り合う )そして、間違ったことに気がつかない人は救いようがないが(笑)、気づけば 繰り返さない 。〈気づき〉をいただくことが大切で、その根っこにはあるのは〈感謝の気持〉なのではないかと思います。