桜井ロータリークラブ

一般の方向け

(3月25日)卓話 グローバル奨学生 石原 早季子さん

大学院では、主に言語使用の分析手法について学びました。具体的には、コーパス言語学、音声音韻学、質的研究手法などを習得し、言語データの分析を通じて授業の改善に活かすスキルを身につけました。その成果として、4段階評価のうち最高評価である Distinction を取得し、無事に修了することができました。また、応用言語学の授業で最も優秀な成績を収めた学生に贈られる Clifford Garwood Prize を受賞することができ、大変光栄に思っています。

イギリスでの留学生活は、決して楽なことばかりではありませんでした。冬の長く暗い日々に気持ちが沈んだり、日本食が恋しくなったりすることもありました。しかし、その一方で、寮生活を通じて世界中の友人と出会い、体育会のバドミントン部では全国大会に出場する機会にも恵まれるなど、充実した日々を過ごしました。

また、受け入れクラブであるカーディフ・ベイ・ロータリーの皆さまには、細やかなお心遣いをいただき、私の留学生活がより充実したものとなるよう支えていただきました。ウェールズの美しい風景や、人々の温かさを実感できたのも、ロータリーの皆さまのおかげです。

帰国後は、教員向けの研修会で発表を行ったり、生徒たちに留学経験を共有したりと、学んだことをすぐに実践に生かす機会に恵まれています。日々の授業にも、大学院での学びを取り入れながら、より良い指導ができるよう努めています。今後も、この貴重な経験を生徒たちに還元できるよう、研鑽を積んでまいります。

最後になりましたが、今回の留学は、桜井ロータリークラブの皆さまのご支援があったからこそ実現できたものです。そのおかげで、多くの学びと貴重な経験を得ることができました。心より感謝申し上げます。