7月30日(日)、14時~16時桜井市立図書館におい て、ロータリー財団地区補助金事業、「図書館へ行こ うプロジェクト」の一環として、桜井ロータリークラブと 桜井市立図書館の共催で、「としょかんでバルーン アート」が開催され、13組35名の親子がバルーンアー トに挑戦し、楽しいひと時を過ごした。参加費は無料。 講師は埼玉県からお越しの、世界公認バルーン アーティストのJUNさん。図書館司書として30年間お 務めされていた経歴を持つ、日本でおそらく唯一の図 書館司書の資格を持つバルーンアーティストである。 桜井市立図書館長の岩本高幸さんの挨拶、西峯会 長の挨拶、講師の紹介のあと、バルーンアートを使っ た絵本の読み聞かせ、そのあと参加者が実際にバ ルーンでネズミ、ウサギ、剣、金魚を作った。 「たまごのあかちゃん」の読み聞かせではたまごに 見立てた風船を講師のJUN さんが割ると、風船で 作ったいろいろな動物の赤ちゃんが飛び出す趣向で あった。「よかったね」は、バルーンアートで作った人 形のネット君が友だちに呼ばれてパーティーへ出か ける道中の冒険の物語。「おおきなかぶ」では、会場 から参加してくれた子どもたちが、バルーンアートで 作ったかぶり物や小物で登場人物の「おじいさん」、 「おばあさん」、「孫」、「犬」、「猫」、「ネズミ」に扮して 即興で演じてくれた。 はじめはこわごわ風船に触っていた参加者も次第 に慣れて、最後の金魚のときには難しいパーツもス ムーズに仕上げていた。 自分で作った作品に「目」をマジックで書き入れ完 成!それぞれの子どもたちの感性が光る世界にたっ た一つしかないすばらしい作品を持って帰るときの嬉 しそうな顔が忘れられない。 帰りには読み聞かせてもらった本や、バルーンアー トに関する本を借りて帰る参加者も多くあった。図書 館や本に対する関心を高めてもらえたようで、事業の 成果がその場で目に見えて大変うれしく感じた瞬間 であった。